暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十一話 機動六課のある休日 4
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ら」

すぐにアスカから通信が返ってきた。

「ライトニング5、了解した。女の子の容態はどうなんだ?」

さっきは気のない返事をしていたが、それは本心を隠していたのだろう。

レリックを引きずって長い距離を歩いていた少女の事が気になるようだ。

「シャマル先生が診てくれたけど、バイタルは安定しているから大丈夫だって。ただ、衰弱しているから、このまま聖王病院へ直行だそうよ」

ティアナも、アスカが少女の事を心配している事を分かっている。

安心できる情報をアスカに伝えた。

「そうか、分かった。下に降りたら交流地点を指示してくれ。捜索しながら向かう」

「了解」

アスカとの通信を終えて、ティアナは再び警備に戻った。





なのはside

アスカ君を除いたフォワードメンバーが配置についたので、私達は女の子をヘリで搬送する準備に取りかかる。

「なのはちゃん、この子をヘリまで抱いて行ってもらえる?」

診察を終えたシャマルさんが、診察道具を片づけながら私にそう言ってきた。

「あ、はい」

眠っている女の子を抱き上げる。

思った以上に軽い。

こんな小さい身体で、レリックを引きずってここまで歩いてきたんだ……

「もう、心配はないよ」

囁くように、私はそう呟いていた。





outside

機動六課司令室でレーダーを睨んでいたシャーリーが、最初にその反応に気づいた。

「ガジェットきました!地下水路に数機ずつのグループで総数……16、20!」

シャーリーの声が司令室に響く。

「海上方面、12機単位で5グループ!」

アルトも海上に出現した敵機の存在を報告する。

「フォワードに情報を渡してな!」

ロングアーチスタッフに指示を飛ばすはやて。

「了解!こちらロングアーチ1!」

シャーリーがすぐに全体通信で状況をフォワードに伝える。

「多いな……」

次々と出てくるガジェットを見て、はやては腕を組む。

「どうします?」

「そうやな……」

グリフィスの言葉に、はやてが考え始めた時だった。

直接通信が司令室に届いた。

「スターズ2からロングアーチへ、こちらスターズ2。海上で演習中だったんだけど、ナカジマ三佐が許可をくれた。今、現場に向かってる」

心強い援軍だった。ヴィータは高速でサードアヴェニューに向かっている。

「ええタイミングや、ヴィータ!そのままリインと合流して海上の南西方向を制圧」

「南西……スターズ2了解!リイン、遅れるなよ!」

ヴィータはそのまま指示通りに進路を変える。

『南西方向、了解です!』

ヘリからリインが念話で答える。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ