シリルvs.ナツ
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ンさんたちが割って入る。
「俺たちに遠慮することないぞ、この時が来るのはわかってた」
「おおーん!!全然寂しくなんかないし!!」
「泣くなよ」
こういうだろうとは思ってたけど、俺たちは静かに首を横に振る。それを見てナツさんが机を叩いた。
「どういうことだよシリル!!ウェンディ!!」
「私は・・・」
威圧的なナツさんに口籠るウェンディ。俺は彼同様に立ち上がるキッと睨み付ける。
「これは俺たちが決めたことなんです。そんな態度はやめてください」
「!!」
たぶんこんな態度は今までしたことがない。初めて見るであろう俺の表情にナツさんを始めとした全員が固まった。
「シリルの言う通りだよ〜」
「無理強いはやめてくれる?」
「セシリー」
「シャルル」
沈黙の中部屋に入ってきたのは人の姿になったセシリーとシャルル。その後ろからラウルが飛んできて、レオンの隣に降り立つ。
「何で人間なんだー!?」
「え!?そこなの!?」
「ずいぶん今更な突っ込みですね・・・」
ラウルとサクラがナツさんの叫びにそう言う。レオンが彼らが来るのを知ってたのはラウルにあらかじめ合図を送ってもらう手筈になっていたかららしい。初めて見るシャルルたちの姿に目を点にしているナツさんたちに、2人は嬉々として答える。
「これ?変身魔法よ」
「ラウルに教えてもらったんだ〜」
「この姿、ちょっとだけ魔力が上がって予知魔法が強くなるの」
「ハッピーは何か成長した〜?」
イヤらしい笑みで猫のままのハッピーに詰め寄る2人。
「オイラだって修行して・・・修行して・・・
お魚を少しガマンできるようになったよ」
「何の修行してたのよ」
盛大にお腹の音を鳴らすハッピーにルーシィさんが突っ込む。ここで満足したのかシャルルとセシリーは元の姿になってテーブルに乗る。
「本当にこれでいいのね?ウェンディ」
「シリルも後悔しない〜?」
「もちろん」
シャルルの問いに笑顔でウェンディはうなずき、俺もセシリーにうなずく。その際後ろを振り返ると、シェリアが暗い顔をしているのに気が付いた。
「・・・理由は?」
「「え?」」
「お前らが残ってくれるのは嬉しいが、キッチリした理由が利きたい。じゃないとモヤモヤする」
幼馴染みのその表情に気が付いたレオンは彼女の横に立ち俺たちにそう言う。それにウェンディは困った顔をするので、俺が答えることにした。
「蛇姫の鱗の皆さんにはいっぱいお世話になりました。それに・・・
突然挨拶もなくいなくなる人とは一緒に行けません」
ナツさんの顔が歪
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