第7話
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ですね。お二人の推測通り、”特別カリキュラム”について私ですら詳細も知りません。――――そちらの主任教官殿とこれからくる連絡役以外、になりますが。」
「………お待たせして申し訳ありません。」
「連絡役……ですか?」
「という事は鉄道憲兵隊の方か――――」
リアンヌ分校長に視線を向けられたミハイル少佐は静かな表情で謝罪し、二人の会話を聞いて新たに疑問が出て来たセレーネは不思議そうな表情で首を傾げている中、察しがついていたトワが推測を答えかけたその時
「悪ぃ、待たせちまったか〜?」
扉の外から青年の声が聞こえてきた。
「「え………」」
「この声――――」
「………まさか………!」
聞き覚えのある声にトワやセレーネは呆け、ランディは表情を引き締め、リィンは驚きの表情で声を上げて扉へと視線を向けると扉が開かれ、レクター少佐と1年半前の内戦で共に戦った旧Z組の一人にして”鉄血の子供達”の一人でもあるミリアム・オライオンが現れた。
「レクター少佐……!そ、それに――――」
「ニシシ………」
「ミリアムさん……!?」
「久しぶり―、リィン、セレーネ!」
自分達の登場にセレーネと共に驚いているリィンにミリアムは無邪気な笑顔を浮かべてリィンにタックルをした。
「うぐっ、いきなりタックルは…………って、はは………」
「ふふ………」
「えへへ……いやー、無理言ってレクターについてきてよかったよ!また来週から任務でさー。いつ会えるかわからなかったから。久しぶり、リィン、セレーネ。ていうかすっごく背が伸びたねー!?セレーネはおっぱいがまた、大きくなったんじゃないの?」
リィンにタックルをしたミリアムは無邪気な笑顔を浮かべてリィンを見つめた後セレーネに近づいてセレーネの豊満な胸をもんだ。
「キャッ……!?もう……1年半前の時点でわたくしは既に”成竜”なのですから、あれから身体的な成長がある訳ありませんわよ。わたくしやツーヤお姉様、それにミントさんは”成竜”になれば、後は老いる時が来るまでずっと”成竜”になった時の姿のままなのですから……」
「はは……俺は5リジュくらい伸びたよ。ミリアムは変わらないな。元気そうでなにより――――」
ミリアムに胸を揉まれたセレーネは声を上げた後両手で胸を隠して頬を赤らめて答え、その様子を苦笑しながら見守っていたリィンは懐かしそうな表情でミリアムに声をかけたがすぐに再会を喜んでいる場ではない事に気づいた。
「へえ……って事はそいつがお前達が1年半前の内戦で共に戦ったって言う士官学院の仲間の一人か。」
「あはは………ミリアムちゃん、久しぶりだね!」
リィン達の様子を見守っていたランデ
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