第7話
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、アハハ………というか少なくても教官と生徒が結ばれるのは冗談抜きで色々と不味い気がするのですが……)
頬を僅かに赤らめたミュゼの言葉に対してリィンは苦笑しながら答え、その様子を見守っていたアイドスとメサイアは苦笑していた。
「……?ああ、”灰色の騎士”とかそういう噂ではなくって。”前の”Z組の皆さんの事や従妹さん、新皇女殿下方面の噂です♪」
「え……!?」
そしてミュゼのある言葉に驚いたリィンがミュゼを見つめたその時
「クスクス……ごきげんよう、リィン教官。若輩者ではありますがよろしくお願いしますね?」
ミュゼは意味ありげな笑みを浮かべて会釈をした後下校を始めた。
(………戦術科のアッシュ・カーバイドに主計科のミュゼ・イーグレットか。Z組や他の生徒達も含めてみんな一筋縄じゃ行かなさそうだな。)
ミュゼが下校して行く様子を見守りながらリィンはアッシュやミュゼを含めた生徒達を思い浮かべて苦笑した後下校を始めた。
その後宿舎に戻ったリィンは夕食を取って次の授業に向けての準備をした後宿舎を一通り回り、風呂に入浴した後明日に備えて休む為に自室に戻った。
〜宿舎・リィンの自室〜
リィンが部屋に入ると着信音が聞こえてきた。
「この着信音は……?(聞いた事のない音だな。)」
着信音に気づいたリィンはARCUSUを取り出して通信をしようとしたが、普段の画面とは異なる為首を傾げた。
「?(この色は……通信着信じゃないみたいだ。ということは、導力ネット経由でファイルでも送られてきたのか?)」
初めて見る画面の色に首を傾げながら操作をすると新たな画面へと変わった。
「……ん?なんだ、この画面は―――ROUND・OF・SEVEN(ラウンド・オブ・セブン)……”Z組の輪”……?」
「―――もしもし、リィン。ちゃんと繋がってるかな?」
新たな画面にリィンが首を傾げているとARCUSUから聞き覚えのある青年の声が聞こえてきた。
「そ、その声は……」
「あはは、よかった。ちゃんと繋がったみたいだ。ちょっと待ってて。今、画像を出すから。」
声にリィンが驚いていると画面には旧Z組の生徒の一人―――エリオット・クレイグが写った。
「エリオット―――!」
「リィン、久しぶり。先月通信で話して以来かな?顔を見るのは半年ぶりくらいだけど。」
「ああ、そのくらいか……―――じゃなくて!どうしたんだ、この映像は!?」
「ふふっ、タネを明かすとオリヴァルト殿下の計らいでね。リィンもARCUSUを殿下から贈られたでしょ?それに特別なアプリ?っていうのが入ってて、その機能を使ってるんだって。」
「そんな機能が……俺の顔も
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