第7話
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サマのハーレムに加える事ができて、いつでも自分の好きな時にその皇女サマともヤレるッスもんねぇ〜。しかもその皇女サマも、戦争や内戦の件で英雄サマに感謝していて、英雄サマにヤラレる事も本望のような態度を取っているッスもんねぇ〜?」
「……っ……」
(この方は一体……?)
(どうやらリィンに対して、何か思う所があるように感じるけど……)
そしてアッシュの更なる毒舌や皮肉の指摘に対してリィンが息を呑んで気まずそうな表情をし、その様子を見守っていたメサイアは戸惑いの表情をし、アイドスは静かな表情でアッシュの事を推測した。
「ふふっ、失礼します。」
するとその時ミュゼが二人に声をかけて近づいてきた。
「あ……(確か彼女は主計科――――それもアルフィンの話にあったユーディット皇妃殿下の……)」
ミュゼの登場に一瞬呆けたリィンはすぐに我に返るとミュゼの事を知っていたアルフィンから教えられたミュゼの情報を思い出し
「チッ……朝に続いてかよ。」
一方アッシュは舌打ちをしてつまらなそうな表情をした。
「[組のアッシュさんにリィン教官でしたか。ふふっ、楽しそうなお話で盛り上がっているみたいですね?」
「ハッ……そんじゃあ俺はここで。―――週明けの機甲兵教練、楽しみにさせてもらうぜ?」
ミュゼに問いかけられたアッシュは鼻を鳴らして不敵な笑みを浮かべてリィンを見つめた後下校し始めた。
(機甲兵教練……?)
「あら、ひょっとしてお邪魔たっだとか……?」
アッシュの言葉が気になり、下校していくアッシュの背中を見つめながら考え込んでいるリィンにミュゼには問いかけた。
「いや、そんな事はないさ。えっと、君は主計科の――――」
「\組・主計科所属、ミュゼ・イーグレットと申します。すでに授業で何度かお世話になっていますが……ご存知でいらっしゃいますか?」
ミュゼは名乗った後微笑みを浮かべてリィンに訊ねた。
「ああ、ちゃんと覚えているよ。トワ教官やレン教官からも話を聞いている。なかなか―――いや、かなり成績優秀らしいな?何せあのレン教官が君の事を『育て上げれば、レンと同格になれる器がある』と言っていたくらいだからな。」
「ふふっ、私程度の成績で優秀だなんて恥ずかしいです。それにレン教官と同格になれるだなんて、恐れ多いですわ。多分レン教官のお世辞の意味も含めた過剰評価だと思いますわよ。実は私も、リィン教官の噂を色々と伺っていまして………お近づきになれたら嬉しいなってずっと思ってたんです。」
「そうか……そういう噂は話半分くらいに受け取って欲しいんだが。」
(ベルフェゴールやリザイラがいて彼女の反応を見たら、また面白がるでしょうね……)
(ア
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