晦日は回れ
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プリゲームです)関係あるよね絶対」
「アリゾナガンジスるね」
「でさー、冬休みの宿題で捌けないことがあるんだけど、砂漠だけに」
そう言ってサウジアラビアダウジングが聞いてきた質問は、あっけないほど簡単なものだった。
「……ってわけです」
「うわ、凄い。天才じゃん」
「こんなの出来ても自慢できないよ」
「えー、でも色んな人に聞いて今まで答えてもらってなかったんだよ」
「誰に聞いたの?」
「ミユ」
「それ以外は」
「だけ」
「色んなじゃないじゃん」
あたしは笑った。
「でも良かった、分かって」
「こんなん、ケイコとかマッチョリコールランプとかカナとかならもっと簡単に解けるよ」
「でも今解いてくれた運命の人は、あんたじゃん?」
あ……
「運命て。軽いな―」
あたしはからからと笑った。
「軽イ14世ザ・サード!って感じだから仕方無い」
「あはは、なんか……」
あたしは一呼吸置いて、野球は観る専なことを思い出した。だから変化球なんて無い。
「ありがと」
「ええ?どういたしまして?」
「あけおめ」
「ことよろ」
「テニスビーム」
「ライスキック」(脚注、「山」に対する「川」のようなものです)
「ふふ、じゃね」
「いばいばー」
「ばー」
あぁ、そうだ、部屋に友達を呼ぶことだってあるじゃないか。部屋が綺麗なら褒めてくれるだろうか
あたしは布巾を手にホコリの森の奥地をかきわけた。
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