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DOREAM BASEBALL 〜ラブライブ〜
エピローグ

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『今年のWBC、決勝戦も山場を迎えました。7回の裏0対1で負けている日本。しかし、この回2アウトからプロ4年目、八崎がツーベースを放ち出塁。そしてもっとも頼れるこの男に全てを委ねます』

『No.3、キャッチャー、天王寺』

打席に入るその姿に主催国アメリカのスタンドからは大きなブーイングが巻き起こる。だがそれは、アウェイのチームからすれば最高の応援だ。

『二塁ベースにいる天王寺の高校時代の先輩八崎が、昨日7回を無失点に抑えた徳川が、そしてここまで好投を続ける綺羅が、彼を見守ります。そして、ブルペンには今大会ストッパーとして参加している佐藤が準備をしてます』

数多くの東日本学園出身者が参加している今大会のWBC。その試合を見守る観客の中に、一際目立つ女子たちがいた。

『スタンドには天王寺の教師時代の教え子たち、通称μ'sも駆けつけているようです。天王寺は彼女たちの前で打つことができるのか!?』

今大会当たりに当たりまくっている剛への期待は大きい。ここまでヒットはないが、青年にも、試合を見守る選手たちにも焦りは一切なかった。

1ボール2ストライクからの4球目。相手が選択したのは決め球のツーシーム。しかしそれは、剛の目にも止まらぬヘッドスピードでかき消した。

『いったぁ!!天王寺試合をひっくり返す2ランホームラン!!日本に優勝を引き寄せる価千金の一打だぁ!!』

軽快な足取りでダイヤモンドを回る剛。彼はスタンドにいる全ての応援団に向けて、高々とガッツポーズを掲げていた。



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