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提督はBarにいる。
変わり揚げでマンネリ脱出?・その3
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を加工した蕎麦米ってのを使ったのさ」

「ゴマを衣に使ったのは食べた事あったけどぉ、蕎麦の実は初めて〜♪」

「これならビールより日本酒だろ!」

「そう来ると思って……準備してあるよ」

 そう言って俺は冷蔵庫から『梅乃宿』の冷酒が入った瓶とお猪口を2つ、天龍に手渡す。天龍と龍田は互いに注ぎつ注がれつ、猪口に酒を注ぐと再びエビフライをかじり、その味が口の中に残っている間にキュっと煽る。そして幸せそうにプハァ……っと吐息を漏らす。

「どうだ?」

「「最高」」

 ちなみにだがこのフライ、レモンを搾って塩やソースで食っても美味いが、衣が蕎麦の実なので当然ながらそばつゆにも合う。天ぷら蕎麦の海老天の代わりに……なんてのも中々いい。





「さて、お次は何をお揚げしましょうかねぇ?」

「あ、それならコロッケが食べたいわぁ」

 コロッケか。揚げたて熱々の所にソースをかけて、ガブリと噛んでハフハフしたらそこにビールを流し込む。想像しただけで生唾が出てきそうだ。

「よっしゃ、ちょっと待ってな」

 しかし今日は変わり揚げの日と決めた。ただのコロッケでは芸がない。何か無いかと探ってみると、夏に使いきれなかった余りだろう……素麺が出てきた。

『うし、これでいくか』

《素麺衣のパリパリコロッケ!》※分量2人前

・ジャガイモ:500g

・玉ねぎ:1/2個

・牛豚合挽き肉:100g

・バター:8g

・コーヒーフレッシュ(又は牛乳):大さじ1.5〜2

・塩、胡椒:適量

・小麦粉:適量

・卵:1個

・素麺:1束(90g)



 さて、作っていこう。今回のポイントは衣をパン粉ではなく素麺にした所だ。揚げた素麺の麺がパリパリになり、パン粉とはまた違う食感で楽しませてくれる。まずはジャガイモから。皮を剥き、時間短縮の為に小さくカットしたジャガイモを鍋に入れ、ジャガイモがヒタヒタになる位まで水を入れて火にかける。

 イモを茹でるのと同時進行でイモと混ぜる具材の支度をするぞ。今回は定番の挽き肉と玉ねぎだ。玉ねぎをみじん切りにしてバターを溶かしたフライパンで炒め、しんなりしてきた所で挽き肉を加えて炒め合わせる。挽き肉に火が通ったら火を止めて冷ましておく。

 ジャガイモに竹串を刺し、スッと通るまで火が通ったら一旦火を止めてお湯を捨てる。お湯を捨てたらもう一度鍋を火にかけてジャガイモの水分を飛ばして粉ふきいもにする。

 ジャガイモが熱い内にマッシャー等で潰し、炒めてあった挽き肉とコーヒーフレッシュ、塩、胡椒とよく混ぜ合わせて成形する。コロッケの形は俵型、小判型、ボール……好きな形で良いぞ。

 コロッケのタネが出来たので、今度は衣の準
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