ペルソナ3
1922話
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に限りがある以上、そうほいほいと使う訳にはいかないけどな。それでも、いざって時には躊躇なく使えるように、それぞれ何個ずつか持っていた方がいいと思う」
「そうだな。いざって時の切り札があるのなら、俺も助かる」
荒垣も俺の言葉に頷き、幾つか効果の判明している宝石を手渡していく。
もっとも、ゆかりや荒垣は俺みたいに空間倉庫がある訳ではない。
そうである以上、この宝石を自分で直接持っておく必要がある訳で……
下手をすると、面倒な事になりそうな気がしないでもない。
「さて、取りあえず休憩はこの辺でいいだろ。後はいつものパターンなら宝箱がある筈だが……」
そう言いながら周囲を探し回ると、やがて宝箱を発見する。
中から現れたのは、強力な魔力を感じる液体の入った瓶と、宝石が2つ。
いや、この液体には負けるが、宝石の方もかなり強力な効果を持っているのは間違いない。
だが、これは迂闊に使うのも勿体ないしな。やっぱり桐条グループの方で調べて貰うのが最善の選択だろう。
「この宝石、見ただけで普通じゃないって分かるんだけど」
「ああ、間違いなくその辺にある宝石……どころか、俺達がさっきアルマーに貰った宝石とも比べものにならないだけの力を秘めてるのは間違いねえ。もっとも、それが具体的にどういう効果なのかってのは、わからねえけどな」
ゆかりと荒垣の2人も、見ただけで液体や宝石がどれだけ希少な物なのか分かったのだろう。
そんな呟きを漏らす。
「宝箱も見つけたし……後はそろそろ戻るとするか。桐条にこれを調べて貰う件も頼まないといけないしな」
そう呟き、液体と宝石を空間倉庫の中に収納するのだった。
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