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歌に生き愛に生き
第三章
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も言うのだった。
「だが」
「だが?」
「何かあるのですか?」
「私の心臓、心は」
 彼の魂が宿るその場所はだというのだ。
「私の祖国に埋めて欲しい」
「ポーランドにですか」
「あの国に」
「今は消えているが必ず蘇る」
 この未来を心から信じていた。彼は死の床にあってもそうだった。
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