第一章
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方ですよ」
「そんなに降るのか」
「こっちじゃないですよね」
「夜は冷えるけれどな」
それでもというのだ。
「日中はこんなので雪はな」
「ないですね」
「見たこともないさ」
アブンは笑ってピョートルに答えた。
「本当にな」
「そうですね、それで昔はロシアも髭を生やしていました」
「スターリンかい?」
「ははは、あれはファッションです」
アブンはスターリンのトレードマークだった口髭の話をしたがピョートルは笑ってこう返した。
「レーニンにしましても」
「アラブと違って誰でもじゃないのか」
「誰でも生やしていたのはピョートル大帝以前です」
「そうだったのか」
「あの皇帝が切らせまして」
それも無理矢理にだ。
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