第三章
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「マルスって赤でしょ」
「火星だしね」
「色は赤よね」
「つまりカープは赤」
「それでなの」
「そうよ、そして今日の私の下着の色も」
女子だけなのでこうした話もした、見ればその見事なスタイルをかなり短い丈のスカートとブレザーの制服で覆っている。その色は奇麗なコバルトブルーだ。
「予言されていたのよ、ノストラダムスに」
「それどういうこと?」
「ええ、今日の私の下着白だけれど」
実は白が一番多い、あとはピンクやライトイエロ―等明るいものが由利香の下着の趣味である。
「この白もね」
「予言されてたの」
「そうだったの」
「そう、若い獅子が置いた獅子を倒すとかね」
当時のフランス王アンリ二世の死を予言したものと言われている。
「獅子、西武ね」
「西武ライオンズね」
「あのチームね」
「あそこのライオン白いじゃない」
そのマスコットがだ、元は手塚治虫の漫画のキャラクターだった。
「そして私の下着も白」
「それでなのね」
「由利香ちゃんの今日の下着の色も予言されていたの」
「そうだったの」
「そうよ、びっくりしたわ」
笑いながら言うのだった。
「まさか私の下着の色まで予言されていたなんて」
「けれどそんなこと言ったら」
ここでクラスメイトの一人が言ってきた。
「由利香ちゃん下着の色白多いわよね」
「そうそう、半分位白よね」
「あとピンクかライトイエロー」
「ライトブルーもあるわね」
「しかもティーバックは絶対にないし」
「だから体育の授業で時々半ズボンからライン見えてるのよね」
話はこんなところにまで及んだ。
「もう丸見え」
「結構恥ずかしい感じよ」
「ショーツのつなぎ目とかも見えて」
「凄い感じよ」
「そうだったの」
由利香は友人達のその言葉にびっくりして返した。
「私の下着のライン丸見えだったの」
「ええ、そうよ」
「だってユリちゃんスタイルいいから」
「胸も大きいけれどお尻も大きいし」
「しかも形がよくてハリもあるから」
「だからね」
それでというのだ。
「うちの体操服ぴっしりした半ズボンだしね」
「流石にブルマじゃないけれど」
もうこの体操服は絶滅している。
「それでもね」
「そうした半ズボンでしかもユリちゃんサポート履かないから」
「下着のライン見えてるのよ」
「幸い男子には気付かれてないけれど」
「結構以上に危ないわよ」
「誘ってるって思われるかもね」
「そうだったの」
由利香は友人達の指摘に顔を真っ赤にしたままだった、だが。
ここでだ、あえてという感じで言った。
「けれどそれも」
「そう、ユリちゃんの下着のラインが見えることもよ」
「ノストラダムスが予言してたのよ」
「エドガー=ケイシーなりジーン=ディ
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