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ようこそ夢見学園へ
第X章 尼子ちゃんの真実
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俺は、幣 陵駕。今、夢見学園初の中間考査に慌てている。国語は現代文に古文、さらには中国語も入っている。
数学では、関数に、乗除演算等も含まれる。5%2=ってやつだ。
英語は謎の用語で(プログラミング用語等)で、理科はあるものを別の物体にかえる薬の仕組みについて。社会ではゲーム機の歴史であった。夢見学園ならではの範囲である。当然、俺は、なにもできなかった。そう、落ち込んで、靴を履いていると、後ろから
「今日もホールの裏に来て?」
と、いう聞き覚えのある声が聞こえた。それは、尼子ちゃんであった。俺は、照れ臭そうにしながら、返事をした。そして、ホールの裏にいった。


「やっぱり思うんだけど、あなたやっぱし、私のこと大大大好きでしょ!」
と、尼子ちゃんは言ってきた。俺は、大声で
「ハッ!チゲーに決まってるだろ!」
と、言った。しかし、尼子ちゃんはそれを信じる様子はなく、話を進めていった。
「私のこと、どーせおとなくしてボケーッとしてるやつだと思ってるでしょ?」
ここで、うなずいたら、尼子ちゃんはショック受けてしまうと思って、俺は、格好をつけて
「思ってねーよ」
と、言った。しかし、それも尼子ちゃんは信じず、
「嘘だ。かっこつけんな!」
と、言われてしまった。逃げ先を失った俺は、
「思っています。」
と、言うはめになった。すると、尼子ちゃんは笑顔で
「やっぱりそうだと思ったんだ〜。じゃー、見せてあげるから体育館に来てね。」
と、言って俺を体育館に連れていった。
体育館に入ると、1つバスケットボールが落ちていた。それを尼子ちゃんは拾って壁に向けて投げた。すると、なんということでしょう。ボールが跳ね返って、見事真後ろのかごに入ったではありませんか。俺は、言葉を失った。そんな、俺をみて尼子ちゃんは
「あと、いつもおとなしくしてるのは、あいつ(善光)めんどいから。」
と、言った。その後、俺を追い込むようにして、
「もう、私のこと甘くみれないわね?
顔や身長で人はわからないってことねw」
と、言った。俺は、しばらく硬直してしまったのだった。


次の日。俺は、どのように生きていけば良いのかわからなくなったような顔で歩いていた。すると、正良がいつものように
「よー陵駕!上手くやっているか?」
と、訪ねた。俺は、別に。と、言ってその場を去ろうとしたとき、野本先生が
「なんか隠してますね!」
と、俺の心を読んだよな発言をしてきたので、俺は、慌てて
「ちょっとテスト勉強が難しくてよぉ」
お、言った。しかし、誰も聞く耳を持たず、
「また尼子のことか〜〜告白すれば?」
「それな」
と、二人は勝手に話を薦めだした。俺は、
「勝手に決めるなー!」
と、叫んだ。しかし、友達告白くらいならしてみようかな?という気分に
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