こんな神様はもう嫌だ!
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起きると、ある美少女がおれの目の前に立っていた。俺はその美少女の正体に一瞬で気付いた。間違い無い、いつも夢の中に現れる、人だ。俺がそう思っていると、美少女がおれに向かって喋ってきた。
「ようこそ異世界へ」
「へ?異世界?どういうことですか?」
突然、訳の分からないことを言ってきたので拍子の抜けた声をあげてしまった。
「まあ、落ち着きなさい。ここは本当はあなたの夢の中だけど、異世界なの。」
「え?夢の中?」
「そうよ。実はあなたを夢の中から異世界に召喚したのよ。普通は、異世界に召喚させることは出来ないんだけど、夢の中からあなたの魂を異世界に飛ばして仮の体にいれて、召喚をしたの。」
召喚?どういうこと?今の話を聞いても理解出来ないおれだったが、せっかく念願の異世界に行くことが叶えそうなので、そこらへんは気にしないことにした。
「じゃあここって、もう異世界何ですか?」
「いや、ここは異世界に召喚するための、神殿みたいなとこかな。」
「へー、そうなんですか。でも何で僕なんかを異世界に召喚したんですか?他にもたくさん人はいるのに…」
俺は、そんな質問をしてみた。だって俺みたいなダメ人間をわざわざ異世界に連れてくる理由がないんだ。なのに俺を連れて来たってことは……もしかして!俺には選ばれし勇者的な力があったのか!
「あー、それはねこのガチャガチャで決めたの。」そう言って後ろに指を指した。
そこには巨大なガチャガチャマシーンがあった。
こんなテキトーな方法で決めたのかよ……やっぱり、俺なんかが選ばれし勇者な訳ないよね。うん!分かってたけどすっごく泣きたい気分なんだけど!っていうか何だよこの <異世界にいきたい中二病から選ぶガチャ> って!舐めてんのか!しかも10億人いるってどいうことだよ。おれの世界大丈夫なのか?
俺が一人でぶつぶつ言っていると
「なになに?自分のこと選ばれし勇者的な存在って思ってたの!超ウケるーー!とんだ自意識過剰だわー!」
そう言いながら、俺を馬鹿にしながら笑っている。
あれっ?なんだろう、無性にはらがたつんですけど!
「ち、違うし。別にそんなこと思ってねーし!」
「アハハハハッ!動揺している姿、超バレバレなんですけど!アハハハハ、超笑える!まあ…勇者ではないけどあなたの前世は………」
クッソ腹たつなこいつ!最後の方は聞こえなかったけど、どうせ俺のこと馬鹿にしてんだろ…
「笑いすぎだろお前!ってかあんた誰なんだよ!」
「アハハハハッ!あっ、そうだった自己紹介がおくれたわ。わたしの名前はラアナ。この世界を作った創造神ラアナよ」
「へー、そうなんだ」
「あんた反応薄いわね。神様よ!この世界を作った神様なのよ!」
「はいはい。神様ね。ちなみに俺の名前は佐々木かいと。カイトってと呼んでくれ。ってか聞きたいこと
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