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緋弾のアリア ~とある武偵の活動録~
~a bird in the cage~
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運とか」

ふーん。何でも占えそうだなぁ…その巫女占札っての。

「キンジ、やってみれば?」

と、アリア。

「あー…じゃあ、俺の将来を占ってみてくれ」

「ちっ…」

…あれ?また舌打ちが(ry

「うん、分かった!やってみます」

パアッと明るい笑顔になった白雪が、卓上に札を並べる。形はタロット占いに似てるな。

「―……」

占い終わったらしい白雪。だが…その顔が―深刻そうだ。

「…白雪、どうした?」

その様子を見て、少し心配になったのか―キンジが、真剣な顔で聞く。

「……ううん、何でもない。総運、幸運です」

それだけか。もっと詳しい結果は?

「ねぇねぇ、次はあたし占って?因みに、乙女座だけど」

アリアが、テーブルに乗り出して言う。

「ふーん。似合わないね」

「何ですって!?」

これ以上はケンカになりそうだから、強引に止める。

「お前ら、占い1つ平和に出来ないのか?」

ベレッタ・DEをそれぞれに向けながら俺は言う。

「むぅ…………」

俺は銃をホルスターに収め、アリアはふて腐れつつソファーに座る。白雪は、ぺらっと札を捲り―

「総運、ろくでもないの一言に尽きます」

明らかに占ってないだろ、それ。

「ちょっと!ちゃんと占いなさいよ!」

「何?私の占いに文句言うのは許さないよ」

あーもう……と、俺が2人を再度止めようとした矢先。

「お前ら、占い1つ平和に出来ないのかっ!?」

キンジがさっきの俺と同じ言葉で、2人を制した。

「ふーんだ!」

アリアは白雪に向かってあかんべーし、そのまま走って自室に籠ってしまった。

「…悪口は言いたくないけどさ、アリアって可愛いけどうるさいよね。回りの空気読めないし。男子は皆アリアをカワイイって言うけど―私はキライ」

「……なぁ。白雪」

突然にキンジが口を開いた。

「何?キンちゃん」

「―お前、本当にアリアのことがキライか?」

……どういう事だ?

「ほら、彩斗。お前も分かってるかもしれんが、白雪は結構アリアに対しては物事ハッキリ言うだろ?俺たちにはキョドるが。まあ…何が言いたいかってーと、俺は白雪がこんなに感情を露にしてるのは見たことない気がするんだ。いつもの大人しい白雪とは別に、アリアに対する白雪の方が本音を出してるって感じがして……な」

「なるほどね。分かりやすくすると、どこかとある1面では噛み合ってるんじゃないか?ってことだろ」

「まあ、そういうことだ。…白雪、分かったか?」

無言で、こくり。

「キンちゃんは……本当に私のこと、分かってくれてるね」

「まぁ、小さい頃から一緒にいたから
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