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奇妙な暗殺教室
想いの時間
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なく入り込んでいた殺せんせーを指差す。それに女子たちも驚く。


「えぇ〜、良いじゃ無いですか。私もその色恋の話聞きたいですよ」


相変わらず欲望ダダ漏れなタコである。


「そういう殺せんせーはどうなのよ。自分のプライベートはちっとも見せないくせに」


「そーだよ、人のばっかズルい。殺せんせーは恋バナとか無いわけ?」


「そーよ、巨乳好きだし片思いぐらい絶対あるでしょ?」


いつの間にか殺せんせーに標的が移り変わってる。


「にゅや〜…」







《ドヒュン!》


「逃げやがった!」


「捕らえて吐かせて殺すのよ!」


その場から逃げ去る殺せんせー。女子たちはビッチ先生の指揮のもとナイフと銃を持ち彼を追って部屋の外に出る。



「居たぞ、いたぞぉぉぉ!!」


だが、逃げてる最中に男子たちに見つかってしまう。


「しまった、挟み討ち!?」


目の前には何が何でも口を塞ごうと執念を燃やす男子、後ろには好奇心に焚きつけられ殺せんせーの秘密を暴こうと勢いを増す女子。正に、前門の虎、後門の狼とはこのとこである。まぁ早い話、いつもと通りの暗殺教室という訳だ。



「やれやれ…付き合ってられんわ」



そう言い持っていたナイフをしまい旅館の自動販売機に向かう。すると、そこには烏間先生が同じく飲み物を買っていた。


「キミか……今日は奴を追い詰めたと聞くが……」


「いやいや、アレは完敗ですよ。俺の見立てじゃあ殺せなくても月一の脱皮ぐらいは使わせられると思っていましたがそれすら使ってこない辺りまだまだです。」



これじゃあ死んだ師匠に爪が甘いって怒られますよ。と皮肉げに笑いジュースを買うと烏間は続けて聞いてくる。


「丈一郎君…もしかして君の師匠の名は東城忍という人物ではないのか?」


瞬間、丈一郎の表情が変わった。


「………師匠とはどう言った関係で?」


「半年程の短期間だったが、防衛学校にいた近接戦闘を教える教官の1人だった。」


「成る程…そう言えばそんな事もやっていましたね」


あー…そう言えば何年か前に『未来の国防を担う若者を賭け…ゲフンゲフン!…友人に頼まれて面倒を見た事がある』とかなんとか…
うん、経緯は最低だわ。


「今君達に教えているナイフ術や近接格闘…戦いの心得に至るまで色々な事をたたきこんでくれたよ。あの人に出会えたからこそ今の俺がいると言っても過言ではない程に俺は世話になった。」


そう語る烏間先生はいつものポーカーフェイスではあったが、心なしか楽しそうだった。


「学生時代は今の君達の様に納得の
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