弐「白色太陽」
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黒い影が、不気味に笑みを浮かべた。肌寒く薄暗い空間に、賢者は静かに、しかし確実にそこに存在していた。
「……この境界の狭間から世界を、月を、星を見よ。眩く光輝くこの先に、理想郷はある。それこそが我が楽園、幻想郷」
指先で空間を切ると、そこから一筋の光が延びて賢者の瞳を照らした。
「そこへ行き着くには、あの人間の存在が必要不可欠。そう、絶対にね……何しろあの子は……」
光の先に見える青年の姿を、そのまま黙って眺めていた。
「……。……ところで、あの子達は一体何をしているのかしら?」
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