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とある3年4組の卑怯者
76 死闘
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度は5組のライト側を狙った。布施は対応が間に合わず、レシーブするも、ライト側のコート外に落ちてゆく。しかし、間に合わなかった。4組が先にマッチポイントに達した。
(チェックメイトだよ、ひろ子ちゃん!!)
(まだ終わりじゃないよ、たまちゃん!!)
 たまえは最後の力を振り絞ろうとした。小長谷がサーブする。橿田がそれをレシーブした。花田がトス、そして小阪がアタックした。たまえがブロックしにジャンプする。ボールがたまえの右手に当たり、跳ね返った。ボールがコート上に落ちれば4組の勝利が確定する。
(こんな所で勝たせないよ、たまちゃん!!)
 橿田がダイビングでレシーブを試みた。しかし、花田も同時にレシーブしようと後ろに下がってレシーブしようとしていた。橿田はたまえのブロックで終わらせないことを考えており、周りが見えなかった。花田がレシーブしようとした所で橿田と交錯した。ボールは花田の手首に当たったが、橿田とぶつかったことで前方にネット下を潜り、4組のコートへ転がった。
「勝った・・・。やったー!!」
 たまえは喜んだ。
「やったね、たまちゃん!!」
 まる子がたまえの元に駆け寄り、お互い抱き合った。女子全員がハイタッチし合った。
「やったー!!」
 観戦していた男子達も思わず大喜びした。一方、5組は悔しがっていた。橿田はぶつかった後、右肩を床に打ち付けていた。肩にまだ痛みが残っていた。
「ご、ごめんね、花田さん・・・」
「うん、私が近いんだから、無理しなくても・・・」
 橿田はクラスの勝利より自分とたまえの勝負ばかりを考えていた事に気付いた。
(結局勝てなかった・・・)
 その時、たまえが橿田の方を見た。橿田は悔しさで泣き出していた。
(ひろ子ちゃん・・・)
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