暁 〜小説投稿サイト〜
とある3年4組の卑怯者
76 死闘
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 女子バレー、4組と5組の試合はお互い1勝1敗だった。3セット目で4組が勝利すれば、2位に浮上でき、5組が勝利すれば2勝2敗で4組とタイの2位になる事ができる。
(1セット目はまるちゃんの代わりに出たけど、私の本当の出番はここからだよ、ひろ子ちゃん!!)
 たまえは3セット目を必ず取ろうと燃えた。

「これであと一つとれば4組の勝ちだね!」
 山根が興奮していった。
「うん、きっと勝てるよ!」
 藤木も興奮していた。永沢はこんな事で熱くなるなどくだらないという目で二人を見ていた。

 3セット目が始まった。

 4組
 FL(フロントレフト):小長谷 FC(フロントセンター):リリィ FR(フロントライト):たまえ
 BL(バックレフト):牧村 BC(バックセンター):沢井 BL(バックライト):高宮

 5組
 FL(フロントレフト)畝田(うねだ) FC(フロントセンター)関屋(せきや) FR(フロントライト)安藤(あんどう)
 BL(バックレフト)布施(ふせ) BC(バックセンター)小阪(こさか) BL(バックライト)花田(はなだ)

「リリィ、頑張れ〜!!」
 藤木がリリィに声援を送った。
(藤木君・・・)
 リリィは藤木に応援されて嬉しく感じると共に、サッカーの応援に行けなかった事をすまなく思っていた。

(たまちゃん・・・。簡単に勝たせないよ・・・)
 橿田はたまえの姿を見て思った。サーブ権は1組にあった。小阪がサーブした。沢井がレシーブし、高宮がトスした。そしてたまえがスパイクする。
「たまちゃんをブロックして!!」
 橿田が叫ぶ。しかし、たまえが「リリィ、打って!」と言ったため、リリィがスパイクした。畝田と関屋がブロックするが、関屋の腕に当たった後ネットに当たった。4組が先制した。次は高宮がサーブした。花田がレシーブ、畝田がトス、布施がスパイクした。しかし、リリィが後退しながらレシーブした。ボールは後ろへ向かった。たまえが追いつき、ネットの方レシーブした。ボールは大きく弧を描き、5組のコートに入った。布施がトスして、畝田がスパイクした。同点にされた。次は布施のスパイクが決まり2点目、次は高宮のスパイクが決まって再び同点となった。次も高宮がスパイクを決めて3-2と4組が逆転した。牧村がサーブし、花田がレシーブで返した。そして関屋がトス、布施がスパイクした。リリィがブロックし、ボールは花田が再びレシーブ、そして安藤がスパイクしたが、たまえにブロックされ、今度は5組のコートに落下した。4-2と4組がリードを2点に広げた。次は沢井がサーブをネットに当ててしまうも、次は牧村が打つふりして小長谷がスパイク、そして次は小阪のスパイクがボール・アウトになった。6-3とリー
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ