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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第一章 再会〜第二の白亜〜 第6話
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に乗る。遠慮なく声をかけてくれ。」

「わたくし達に相談し辛かったらアルフィンさんに相談してもいいと思いますわよ。アルフィンさんも、1年半前までは皆さんと同じ”学生”の身でもあったのですから、学生である皆さんの視点で一緒に考えてくれると思いますわ。」

「ちなみにアルフィンとエリゼにも部活の件は前もって説明し、君達の相談に乗る許可も取れているから、二人にも遠慮なく相談してくれて構わない。」

「っ………」

「ふう、了解です……というか、僕からすれば皇女殿下達に相談する方が、教官達に相談するよりも遠慮してしまうのですが……」

「むしろ指定してくれると助かるのですが……」

リィンとセレーネの話に生徒達はそれぞれ困惑や疲れた表情を浮かべていた。



「―――それと最後に週明けの”カリキュラム”だが。」

「……!」

「……そう言えばそれがありましたね。」

「”機甲兵教練”ですか。」

そしてリィンが口にしたある言葉を聞いた生徒達はそれぞれ表情を引き締めた。

「ああ、既にハンガーに練習機も到着している。戦術科生徒と合同で基本操縦を学んでもらうからそのつもりでいてくれ。その後は、週末に実施される『特別カリキュラム』についても発表される見込みだ。」

「……………」

「特別カリキュラム……前から気になってたけど。」

「今、この場で内容を聞くだけ無駄なんでしょうね。」

「申し訳ありませんが教官陣もまだ詳細は知らされていません。」

「まあ、英気を養う意味でも明日は大いに羽を伸ばしてくれ。――――HRは以上だ。アルティナ、号令を頼む。」

「はい。起立――――礼。」

その後HRを終えたリィンとセレーネは教官室へと向かった。



〜本校舎1F・教官室〜



「さて―――明日は”自由行動日”だが。我々教官陣も、基本的には自由にせよと分校長のお達しだ。ただし、午後の3時からブリーフィングに参加して欲しい。」

「ブリーフィング、ですか?」

「また軍隊っぽい用語が飛び出してきたな。」

「うふふ、ここは”士官学院”なんだから、”士官学院の関係者も一応軍の関係者”にもなるのだから、別におかしな事ではないわよ。」

ミハイル少佐の説明にリィンは不思議そうな表情をし、疲れた表情で呟いたランディにレンは小悪魔な笑みを浮かべて指摘し

「それって、もしかして―――」

「俺達教官陣にも未だ秘匿している、『特別カリキュラム』についてだろう?」

ブリーフィングの内容を悟っていたトワとランドロスはミハイル少佐に視線を向けた。



「ああ、来週末に行われる『特別カリキュラム』についての概要と目的を説明する。」

「……なるほど
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