第一章 再会〜第二の白亜〜 第6話
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も、その代わり”大魔術”は習得しているわ。ちなみに”大魔術”というのは―――――」
我に返った後質問をして来た女子生徒―――タチアナの質問に対して苦笑しながら答えたレンは講義を続けた。
6限目、実戦技術――――
「今日のメニューは3人1組のチームでの”バトルロイヤル”だ。ルールは簡単、制限時間以内に”この場にいる全チーム”と戦って生き残ったチームが勝者だ。正面から戦ってもよし、戦っている最中に背後から襲うもよし等”戦い方は自由”だから、お前達の好きにしな。ちなみに最後まで生き残ったチームは纏めてこの俺が相手にしてやるから、光栄に思えよぉ?それと、この俺の目の前で手を抜くようなふざけた事をするバカ共はいないと思うが手を抜いて戦ったりしたバカ共はその時点でこの俺が直々に相手になるから、くれぐれも手を抜くんじゃねぇぞ?」
実戦技術を担当しているランドロスは授業内容を説明した後獰猛な笑みを浮かべて生徒達を見まわし、ランドロスの獰猛な笑みと発言に生徒達全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「せっかく生き残っても、最後はランドロス教官と戦わなきゃいけないなんて、理不尽過ぎよ……しかも、教官と戦う事を見越して、生き残りのチームを少しでも増やす為にお互いに手加減をする事もできないし。」
「いや………ランドロス教官は”戦い方は自由”と言っていたから、チーム同士組むことについては、大丈夫なんじゃないか?」
疲れた表情で肩を落としたユウナにクルトは自身の推測を口にし
「あ……っ!」
「確かにランドロス教官の口ぶりからすると、チーム同士組むことについては反則ではないように聞こえますね。」
クルトの指摘にユウナは声を上げ、アルティナは納得した様子で呟き
「ああ、ランドロス教官も”好きにしな”と言っていたから、恐らく大丈夫だろう。(かの”六銃士”の一人に挑めるなんて、滅多にない機会だ。絶対に生き残り、挑ませてもらう……!)」
アルティナに続くように答えたクルトは真剣な表情でランドロスを見つめた。
HR―――
「―――本日はここまで。けっこう疲れただろう?」
「………かなり。」
「大変なのは最初から覚悟はしていましたが………」
「……あたしたちが慣れて来た所ですかさずハードルを上げてません?特にランディ先輩とか、ランドロス教官とか。」
リィンの労いの言葉に対してアルティナとクルトは静かな表情で答え、ユウナはジト目でリィンとセレーネを見つめ
「ア、アハハ……ランディさんの場合は主に授業に乱入するエルンストさんが原因だと思いますけど、結局ランディさんも止めないでそのまま授業を続行させていますものね……」
「はは………ランディ達に限らず
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