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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十七話 八神家ののどかな一日
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た御飯に鮭のうま味を合わせ、パラパラにして最後にレタスの食感がなくならないようにさっとまぜている。

 そして、デザートは俺作のアイスクリーム。
 アイスクリームは定番のバニラ、そしてチョコレート、桃、葡萄。
 この時期のフルーツを安く買えたので桃と葡萄はアイスというよりはシャーベットである。

 そして守護騎士達の反応はというと

「主はやての腕前も素晴らしいが衛宮の腕前も素晴らしい」
「まったくだな」
「……まあ、アイスの腕は認めてやる」
 
 シグナムとザフィーラからは好評。
 ヴィータは認めたくないのか俺の方を見てはいないがチャーハンとアイス共におかわりをしていたので気に入っては貰えたようだ。

 でシャマルはというと

「士郎君、料理だけじゃなくてデザートまで上手なんて」
「いや、そんなに気にしなくても」
「気にします!
 一応八神家のお母さん的な立場なんですよ」

 俺のアイスでショックを受けていた。
 そういえば初めて料理を披露した時も同じようにショックを受けていたか。

 それにしてもアイスを食べながら頬に手を当て難しい顔をしているシャマル。
 失礼かもしれないがシグナムよりも幼く見える。

「ほんじゃ、片づけたら夕飯の買い物行こうか」
「なら片付けは私が」
「はい。作ってもらってばかりじゃ申し訳ないですから」

 はやての言葉にキッチンに立ち、片付け始める守護騎士達。
 シャマルは皿を洗い、シグナムは洗った皿を拭いていく。
 シャマルの所に器用に頭に皿を載せて運ぶザフィーラ。
 テーブルをふくヴィータ。 
 でスーパーの広告を見て夕飯の献立を考える俺とはやて。

 はやてとシグナム達の穏やかな時間。

 闇の書がどのようなものかはわからない。

 はやて達を見つめながら、このままこの穏やかな時間が奪われる事がないように祈っていた。
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