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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十七話 八神家ののどかな一日
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がよく乾くのでその辺りはありがたいのだが。

 と本日の目的の場所の到着した。
 その場所とは

「士郎君、いらっしゃい」
「おじゃまします」

 八神家である。
 そして出迎えてくれるシャマル。
 
「よく来たな。主はやてもお待ちかねだ」
「お待ちかねなのはシグナムもじゃないのか?」
「まあ、否定はしない」

 今回、八神家にお邪魔したのは目的がある。
 それはシグナムやザフィーラと始めた鍛錬に関係する。
 始めは鍛錬は俺とシグナムは木刀を持ち、ザフィーラは武器を持たない事もあり鍛錬の度に拳に魔力を纏っていた。
 そこでザフィーラの鍛練用に手から腕にかけて覆える金属製の籠手を鍛えることになった。
 その時にシグナムが

「木刀もよいかも知れんが、やはり鋼の剣の方が現実味が増す。
 鍛練用の剣はないか?」

 という事で追加で鍛練用の俺とシグナムの剣を鍛える事にあったのだ。

 そんなもの俺の家でお披露目すればいいのだが、はやての希望やら何やらで、気が付いたらお披露目場所が八神家になっていた。

「いらっしゃい、士郎君。
 今日は我がまま聞いてもろうてごめんな」
「気にしなくてもいいよ。
 後これお土産」
「ありがとう。
 ? 冷たいけど生もの?」
「いや、手造りのアイスだ」

 その瞬間

「アイス?」

 ものすごい反応示したヴィータ。
 いまだに八神家で唯一若干ではあるが俺の事を警戒しているヴィータだが、その警戒はなりを潜めはやてに渡されたドライアイス入りの小型クーラーボックスに眼が釘付けになっている。
 夏場になり作ったのだが良い出来だったので持ってきたのだがヴィータに受けが良い様である。
 この小型クーラーボックス、夏場早朝のなのはの鍛錬の時など色々と便利が良い。

「ヴィータ、アイスはあとやで
 まずは士郎君のお披露目会とお昼ご飯。
 アイスはデザートでな」
「……おう」

 はやての言葉に肩を落とすヴィータ。
 ヴィータはアイス好きと覚えておこう。

 さて、とにもかくにも鍛練用の武器のお披露目をするとしよう。
 ちなみにこの鍛練用の武器。
 当然の事だが魔力は籠っていない。

 そして、この鍛練用の剣に魔力を込めないようにするために新たな設備が我が家には増えた。
 というのも我が家にあった鍛冶場で鍛えた剣は通常魔力を宿す。
 魔剣を鍛える俺の工房であり、使用する炎や水、あらゆるものに魔力を宿しているのだから当然といえば当然なことである。

 しかし反面、魔力を宿さないモノを鍛えるのが難しい。
 というわけで急遽鍛冶場を一部増築した。
 ホームセンターで木材やらを買ってきて剣を鍛える事が出来るスペースを追加したのだ。

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