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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十七話 八神家ののどかな一日
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力に衛宮士郎が気がついただけだ。
「でも衛宮士郎は守護騎士達の存在を容認してるみたいで、遠目に見ただけだけど少なくとも険悪な関係には」
「そうか」
守護騎士と衛宮士郎が敵対していないのはいい事だが、確かに厄介事だな。
注意する事が増えるが、敵対していないのであれば幸運を喜ぶとしよう。
「衛宮士郎がいる場合は近づくな。
あと海鳴内ではこれまで通り念話も含め、魔力を使用するモノは使わないで監視を行う」
「ですがそれだと闇の書の監視は」
「難しくなるだろうが、衛宮士郎にばれる事で戦闘に発展する方がまずい。
今の状況ならば定期的な監視で問題はない」
現在、管理局内に闇の書の蒐集によるものと思われる事件の報告はない。
恐らくはまだほとんど蒐集行為はされていないのだろう。
この状況なら常に監視をして衛宮士郎にばれる危険を冒す必要はない。
定期的な状況観察で十分だ。
しかし衛宮士郎と闇の書の接触。
予想外で監視するには厄介ではあるが、ある意味良い事でもあるのかもしれない。
今現在、管理局内で一番注目を浴びている管理外世界。
その世界の海鳴の地は魔術師の管理地として海鳴に入る場合、衛宮士郎の許可を得る形を取っている。
つまり闇の書の蒐集がどれぐらい行われているのかはいまだわからないが、もし第97管理外世界に潜伏しているとばれた場合でも海鳴内では管理局は簡単には手が出せない。
闇の書の主の存在を隠すにはうってつけの場所といえる。
「ともかく衛宮士郎にばれる事だけは絶対に避けて定期的に監視を続けてくれ。
いずればれるかもしれないが、今ばれるのはまずい」
「「はい」」
衛宮士郎の協力を得られればいいのだが、これはほぼ不可能だろう。
仮に協力を申し出て、拒否された場合そのままリンディやクロノ達に伝わる事になる。
失敗するわけにはいかない。
まだ誰かを失うような事だけは絶対に
side 士郎
シグナム達が現れて早いものでもう2カ月。
すでに夏休みだが、小学生とは思えないバイト三昧である。
それにしてもなかなかタイミングが合わないな。
はやては同年代の付き合いがほとんどないという事なので、なのは達三人と会わせたいのだが習い事をしている事と俺のバイトの日程とはやての病院の予定があり正直難しい。
今日も俺は久々のバイトが休みの日だがアリサとすずかは習い事、なのはは翠屋に出ているはずだ。
それにしても暑い。
こうして歩いているだけで汗が出てくる。
雲一つない強い日差し。
吸血鬼という自身の身体も若干関係しているのかもしれないが、正直太陽が忌々しいと思ってしまう。
まあ、洗濯物
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