暁 〜小説投稿サイト〜
虚空の魔導師
第1話 未知なる世界
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と変わらん。出力は10分の1程度だがな。》

攻撃をかわしながら、腰元のラアム・ショットガンを取り外し、サイズ形態に変形させる。

「Z・Oサイズ!!」
ゾル・オリハルコニウム製の刀身で、相手の攻撃を受け止める。

「くっ!」

速いといえば速いが・・捉えきれない程ではない!

「エンゲージ!行け、ガンスレイヴ!!」
《ガンスレイヴ、リフトオフ。》

6基のガンスレイヴが敵に殺到する。
オールレンジの粒子弾だ。これは交わしきれまい!

「キャア!」「ちくしょう!」
双方共にバリアらしきもので防いではいるが、時間の問題だろう。

《ここは一気に決めてしまった方が良いな。》

「どんな奥の手を持っているか、解らないからか?」

《そういう事だ。》
直ぐに決断し、距離を取りながら、背中のバレルを前方に展開した。

「出力調整50%。」

《出力調整完了。》

「狙いはもうついている!メス・アッシャー、発射!!」
ギュオォォオォォォォォォォォン!

「キャア―――!」

本来の巨大重力圏(グレート・アトラクター)につなぐワームホールを発生させない程度にギリギリの出力で発射したメスアッシャーが、
2人のバリアを貫通しある程度のダメージを与える事が出来た様だ。

直撃を受けた少女は気絶し、赤毛の女に肩を借りて離脱していった。
「ちくしょう!!覚えてろ!!」




「それで?そこのお前はどうするんだ?」

ビクゥ!
もう1人、少し離れた位置でこちらと窺っていた、ツインテールの少女はあからさまに動揺していた。

「そちらから攻撃の意思を見せない限り、こちらからは攻撃しないから安心しろ。」

「う、うん。」

まだ多少怖がりながらも、信用してくれたようだ。素直な子だな。

「聞きたい事があるのだろうが、今日はもう遅い。明日、昼の12時にこちらからお前に会いに行くから、もう帰ると良い。」

ツインテールの少女は最初になんで解るの?といった顔になり、そして嬉しそうな顔に変化した。

「私の名前は高町なのは。なのはって呼んで!」

「そういえば、まだ名乗ってなかったな。俺はクォヴレー・ゴードンだ。」

「じゃあ、明日ね!絶対だよ?」

「分かった。約束だ。」
なのはと名乗った少女は、もう一度嬉しそうな顔をした後、夕日の中を飛翔して帰っていった。


なのはの後ろ姿が見えなくなった所で、俺達は合体を解いた。

《さて、私達も移動するか。今夜の寝床も捜さなくてはならんしな。》

「そうだな。しかし、その姿は何とかならないのか?目立ち過ぎる。」

《そうだな・・・これでどうだ?》
そう言うとアストラナガンの姿が三角錐のペンダントに変
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ