第1話 未知なる世界
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前にアストラナガンの姿を確認し、とっさに迎撃体制を取ろうとしたものの、体が全く動かない事に気付いた。
『クォヴレー。俺が誰だか解るか?解るなら頭で念じろ。』
っ!?
『その声は・・・イングラム・プリスケン!?何故お前がココに居る!?』
『それには色々と事情があるが・・・それは、後で説明するとしよう。まずは、目の前のアストラナガンと合体しろ。』
『合体だと?・・どういう事だ?』
『その辺りも後で説明してやる。とにかく、今は自分の相棒をイメージすれば良い。』
『・・・分かった。』
『・・やけに素直に従うな。』
『この状況で、お前が俺を騙すメリットがないと判断しただけだ。』
俺は直ぐ様、自分の相棒の姿を脳内でイメージした。
その瞬間、互いの全身が赤く発光し、一つの塊となった。
光が収まると、己の全身がサイズこそ人間サイズであるものの、
相棒である“ディス・アストラナガン”の姿と寸分違わぬになっているのを認識した。
「貴方の持っているジュエルシードを渡して!」
漸く光が収まった時、今更だが金髪をツインテールにした少女が、自分の眼前に浮いているのに気が付いた。
『・・・・イングラム、どういう事態なのかを説明しろ!』
現段階では、解らない事が多過ぎる!
『どうやら、この世界は魔法という技術が存在するらしい。』
むっ!?
会話の途中で、突如光の輪に全身を拘束された。
どうやら反応のない俺に、業を煮やしたらしい。
『イングラム、この拘束はどうすれば解ける?』
『このバインドという魔法は、より強力な魔力によりその術式が崩壊する。』
『つまりは・・力付くで破れということか?』
『そういう事だ。説明していなかったが、お前のディス・アストラナガンは現在、異次元空間に待機している。
この世界では、あれは異質過ぎるからな。何かあった際の最後の切り札として、隠匿しておいた方が良いだろう。』
この世界の状況が分からない以上、その方が無難か。
『直接ディス・レヴからエネルギーを引き出すようにイメージしろ。後は俺がサポートしてやる。』
「・・・応えろ、ディス・レヴよ!」
俺は言われるままにイメージし、
その瞬間から、自身の体内で膨大なエネルギーが循環するのを感じた。
パキィィイン!
たいした力を入れるまでもなく、拘束の魔法は呆気なく砕けた。
「そんなっ!?」
拘束の魔法に相当の自信があったのだろうか、金髪の少女と赤髪の女はあからさまに動揺している。
しかし、直ぐに連携を組んで俺達に襲い掛かって来た。
「ビームサイズか?」
同じ様な形態の接近戦用武装とは、偶然だな。
《今の状態でも、武装も能力もオリジナル
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