第15話:領内改革!(その2−1)
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りません。あと、エルフの村で同じくらいの子供達と仲良くなりました。時々遊びに行く約束もしていますからよろしくお願いします。」
「本当に友好的に迎えられたようだな。一歩間違えば生きては帰れなかったかもしれないが、結果的には良かったのだろう。場所が場所だけに大人数で行くことも難しいと思う。くれぐれも無理な行動はしないように頑張りなさい。」
「私も一度、アルメリアさんという方にお会いしたいわ。アルバートに良くしてくれた人なのだからお友達としてお呼びできないかしら?」
母上、そんな無茶は言わないでください。父上も引きつっていますよ。
「今はまだエルフを呼ぶのには無理があるだろう。誰かに見られたらバンガード家にエルフが出入りしているなどと言われ、ロマリアから司教当たりが飛んでくるぞ。」
「それでは、今度アルバートがエルフの集落に行くときに一緒に行こうかしら?」
「母上、まだ出入りの許可を貰っているのは私だけですのでお連れするのは無理です。大体そんな遠方まで母上と二人乗りで行くなんて無茶すぎます。」
母上はあからさまにがっかりしています。慰めるのは父上のお仕事ですよ。
「ところで、この次第は皇城にお知らせする必要があると思いますか?」
「皇帝閣下にはお知らせした方が良いと思うが、よほど注意しないとどこから漏れるか解らないからないからな。どうするか。」
「それでは、今度私が皇城に行ったときに、皇帝閣下に内密にお話ししてきます。皇帝閣下から話が漏れることはないでしょうから。」
「やはり、その方が良いか。それもおまえに任せよう。上手くやれよ。」
ちょうど明日が虚無の日ですから、皇城に行って皇帝にも話を通してきましょう。悪いようにはしないと思います。
両親に今回の調査での問題点や、領地改革の進捗状況を説明できたので次の段階にはいることが出来るでしょう。
「ところで父上。そのお酒ですが、一緒に持ってきた魚の干物を焼いて、摘みにするととっても合うと言うことですよ。母上と一緒にお飲み下さいね。」
これには、父上も母上も嬉しそうでした。二人ともお酒大好き人間ですからね。
さて、この二人は放っておいて、僕は残りの時間で面接用の書類を確認しましょう。来週初めは面接ですから大変です。
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