remember memory
ep.0002 remember memory 騎城&七草 後編
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かったらしい。
電源の入れ方は分かっても切り方が分からない状態だ。
その結果、能力強度の向上に合わせて他者からの認識が薄くなっていき、最終的に制御できなければ誰からも認識されない存在になっていたらしい。
◆◆◆◆◆◆
「へぇ。自らレベル7としての力を放棄するなんて。」
1人の少年が彼らを見ていた。
この少年は彼の絶対理論をレベル7の力だと確信し、しばらく彼を監視していたのだ。
『常識を作る能力。』
万物との接触を可能とする腕で神格に触れ、その存在を否定すればそれが常識になる。
それは人間が許されることではない。
だが、それが可能だからこそレベル7になり得る可能性を秘めていた。
しかし結果はどうだろう。
彼が作った1つの常識は世界の我儘どころか、彼の子どもじみた我儘に過ぎなかった。
失望を通り越して呆れてしまう。
だが、触れたものに独自の法則を与える能力はそれだけで強力だ。
一方通行のように単にベクトルを操作する能力とは違い、彼は法則を操作する能力だとも言える。
「絶対理論がなくてもレベル6にはなるかな。」
少年は去る。
もう彼を監視する意味はなくなった。
だが少年は後々、彼らと大きく関わることになる。
無論、今は誰も知らないことだ。
◆◆◆◆◆◆
それから数年後。
俺と七草は1つの組織の情報を耳にした。
その組織の名前は「STUDENT」そして俺たちの運命は大きく動き出すことになった。
remember memory 騎城&七草編 END
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