暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第五十一話 趣味で造ろう
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が献上すると言う形で作ってもらいます。

所が宮廷のお抱え庭園技師じゃバロックだロココだの庭園は造れるんですが、
日本式なんぞ作れるはずがないので私が細々と教えなければ成らないのですが、
正体ばれるので教えられないんです。

其処でミッターパパが造園技師なのでお願いしようと思い、
爺様に頼んで今日来るように連絡を入れて貰いました。
今日も正体を誤魔化す為にウイッグで変装です。

おっ来たみたいですね。
ミッターパパが執事に案内されて懇談室へやって来ました。

「ミッターマイヤー殿今日はよう来て下さった」
「グリンメルスハウゼン子爵様御召しに預かり光栄でございます」
パパさん畏まりですね。
「ミッターマイヤー殿そう堅くならずにお座り下さい」
ナイスケスラー

「それに余り畏まった言葉時使いは無用ぞ」
「其れでは」
「ミッターマイヤー殿今日呼んだのは、そちに庭園を作ってもらいたいのじゃ」
「成るほど庭園ですか、しかしこのお屋敷には良い庭園があるようですが?」

「そこじゃ、今回造るのはノイエ・サンスーシに儂が献上する庭園なのじゃ」
「ノイエ・サンスーシでございますか、皇帝陛下に御献上なさる庭園を私が?」
「そうじゃそちがノイエ・サンスーシに庭園を造るのじゃ」

パパ困惑してますね、其れはそうですよね。
普通ノイエ・サンスーシの庭園は其れなりの帝室御用達が造りますから、
異例の行為ですよ、まあ爺様が造る分には老い先短いので好きにさせてやれと、
父様がリヒテンラーデ侯に言うんですけどね。
この台詞はかなり使えるのですよ。

「恐れ多い事ながらノイエ・サンスーシには専属の庭師がおりましょう」
「うむそうなのじゃが、皆杓子定規で一定の様式からしか造ろうとせんのじゃ、
今回造るのは、嘗て地球の東方で造られていた庭園なのじゃ、
造る者がもう既におらず資料でしか判らん、其れをそちに作ってもらいたいのじゃ」

「なるほど其れで私を」
「そうじゃどうじゃ職人魂が燃えんか?」
良い発破のかけ方ですね。

「そうですね、面白そうではあります。
しかしお気に召すかは判りません」
「いやそちの腕はよう聞いておる安心しておるのじゃ、
それに儂が献上する分には陛下も全て任してくれるのじゃ」

「そこまでの信用をいただき断るわけにはいきませんな、息子達もお世話になっておりますから」
よっしゃ、パパOKでましたね。

「其処でじゃ、詳しいことは孫のヴァネッサに聞くように」
「お孫さんですか、未だ10歳にも成らないのでは?」
「ホホホ、ヴァネッサは地球に造詣が深くてな、庭園も孫の提案なのじゃよ」

さて私の出番です。
「ミッターパパ、こんにちは、今回は宜しくです」
「ヴァネッサ様ご機嫌
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ