ペルソナ3
1920話
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そうして25階から28階までやってきて、現在探索中だった。
それなりにシャドウは出てくるが、それでもゆかりと荒垣にしてみれば、特に問題なく倒せる程度の敵でしかない。
何といっても、ゆかりは現在最強のペルソナ使いだし、荒垣もペルソナの潜在能力が高すぎて、カストールを暴走させないようにするのがやっとだという……
精鋭だったり、高い潜在能力を持っているペルソナ使いなのは間違いない。
17階以降の、周囲の様子が変わったところから出てくるシャドウはかなり強くなったが、最初はともかく、今のゆかりと荒垣であれば問題なく対処出来るようになっていた。
……ただ、ゆかりのイオは俺と一緒に行動している間にそれなりに魔法を習得してるんだが、荒垣のカストールは未だに何も魔法やらスキルやらを習得してないんだよな。
やっぱりカストールの能力が高いから、それが影響して魔法とかスキルを覚えるまでにも長い時間が掛かる……ゲーム的に表現すると、もっと高レベルにならないと新しい魔法やスキルは習得出来ないといったところか。
「ご苦労さん。風が弱点のシャドウだけあって、倒すのは簡単だったな。なら、次は……ん?」
「あ、ちょっと。どうしたのよ、いきなり」
突然行動した俺を見てゆかりがそう尋ねてくるが、俺はそれをスルーして通路を曲がる。
そうして俺が見つけたのは……輝く宝箱。
いわゆる、レア宝箱と呼ばれている代物だ。
この階にやってきてからは現金と男用のシャツを見つけただけだったから、このレア宝箱は嬉しい。
後ろから追いついてきたゆかりと荒垣がこっちを見ているのを理解しながら、その宝箱を開く。
そして入っていたのは……
「ハイレグアーマー……これは、やっぱりゆかりに着ろっていうタルタロスからの要求だな」
「なんでよーーーーーーーーーーーっ!」
呟く俺に、ゆかりは絶叫するのだった。
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