第七章 C.D.の計略
蜘蛛の襲撃
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わかってしまえば大したことはない。
ならば、後は押し切るのみ。
「お前のそんな願いのために、あのライダーバトルを再現させるってんなら、俺は・・・・それを止める!!」
ゴォッ!!
「あんな戦いは、もう絶対に起こさせないからな!」
吹き荒れる炎が、傍らに付く赤龍の咆哮が、その土煙を一気に吹き晴らしてその騎士の姿を露わにする。
色彩は紅蓮。
姿は龍騎士。
昂ぶる闘志は烈火の如く。
仮面ライダー龍騎・サバイブ
あの戦いの中で、その終盤にまで生き延びた龍の戦士が、戦いを求める狂気の前に立ちふさがる。
しかし
「特に願いもなく、ただ「止めろ止めろ」と叫んでいただけの男がよくもまあ堂々と言えるようになったものだ」
フォン――――
「だが、戦うつもりになってくれたのは俺にとってはうれしいぞ。ならば、こちらもそれ相応に答えてやらなければな」
パキィ!と、スパイズの背面で何かが割れる音がした。
それを龍騎は知っている。
あの音は、自分がこのカードを取り出した時にバイザーが変形する時の音。
だが、なぜこの男が持っているのか。
本当にこの男は―――――
「お前、どこでそれを・・・・!!!」
「どこでもいいだろう?ただ、そうだな・・・・このミラーワールドが以前のように活性化したら。その時、教えてやる」
《SURVIVE》
パキィ!!!
薄い硝子の砕けるような音。
当時に、スパイズの姿が変わる。
背面にあったディスバイザーはより強固な装甲に。
比較的薄かった腹部の装甲が、胸部のものと同じように分厚くなった。
更に、背後に立つディスパイダーもその姿をより禍々しくさせ、鋏が回転ノコギリとなり鋭利さと殺傷力を引き上げていた。
仮面ライダースパイズ・サバイブ。
その契約モンスター・デッドスパイダー。
時刻は午後10時18分34秒。
圧倒的な力を持った二人が、正面からぶつかり合う。
to be continued
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