第七章 C.D.の計略
強烈な一撃
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・・・」
雨の中で、その光をつけて翼刀が真下について力を練りあげる。
この身体に宿すべきは、圧倒的なる星の重圧。
「スゥゥゥゥウウウウウ――――――!!!」
吸い込む呼気。
それと共に、翼刀の中に何かが溜めこまれていく。
そして、上空で
「流星剣!!!」
ドッッ!!と、ドラゴンワームの背に、一刀の一太刀が叩き込まれた。
カブトとガタックの突き刺した傷跡とは十字を描くような切り口。
だが、それをしても完全に切断できないこの竜の堅さは一体どれほどのものなのか。
それでもドラゴンワームの身体は空中にとどめておくことができず、地上に向かって叩き落とされる。
そして、それが彼の頭上にまで来た瞬間
ドンッッ!!
凄まじい振動。
周囲のビルが揺れ、タワーがぶれる。
バラバラと雨に混ざって散ってくる、展望台の窓ガラス。
だがこれは前段階。
この技を放つための、ただの踏み込みに過ぎない一歩
「星のォッッ!!」
そして、ドラゴンワームが自らの拳の範囲に入った瞬間
「息吹ッッ!!!」
音が消える。
周囲から音と、さらに空気までもが吹き飛び、そして一気に翼刀の周囲へと掻き集まってくる。
凄まじい風と真空の乱流の中で、ドラゴンワームの肉片はバラバラに砕かれ、その一片たりとも残さず、チリとなって消滅した。
一方、カブトが脱出してからのスクエア戦は
「喰らえやぁっ!!」
接近してきたファイズに向かって、スクエアの拳が炸裂する。
だが、蹴りを放とうとしたファイズが突如として肩のブラスターでの砲撃に切り替える。
その攻撃にスクエアは難なく反応して打ち消すも、小爆発の取り消しは間に合わず発動してしまう。
さらにその直後に襲い掛かってきた頭突きには手足が間に合わず、やむなく頭突きで対応することになった。
ガァン!!とぶつかり合うマスク。
小爆発のない中、ファイズブラスターの頭突きに軍配が上がり、ズルズルとさらにスクエアの立ち位置がせり下がった。
しかし、ここでスクエアはマスクの下でにやりと笑った。
ファイズがタワーについてしまっては、タワービームも意味をなさない。
だが、そうだというのならば再びあの電波の発信にエネルギーを費やせるというモノ――――!!
「はっはっはっは!!俺の攻撃は・・・・やってやっることは、オワッテねぇぜ!!」
「なっ!!」
「さっき一回やったからなァ!!ここでダメ押しすれば、完全にオルフェノクだっ!!」
ゴォン!!と、エネルギーがたまっていきタワー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ