第七章 C.D.の計略
暴君の城塞
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!!」
目の前でポインターを打ち込み、即座に背後に回った。
目の前に突如として出現したそれを、スクエアはバチンと腕の動きで弾き破壊する。
だが、背後からさらに二本三本と撃ち込まれ、それらの対処についに追い付かなくなった瞬間
「ダァああ!!」
「ぐぉぉお!!」
ファイズの、アクセルクリムゾンスマッシュが炸裂した。
無数に突き刺さるポインターと、ファイズに叩き込まれるエネルギーに、スクエアの身体がガクガクと揺れていく。
だが、おかしい。
このライダーは、装甲に触れた瞬間に爆発するような、そんな反撃型のライダーではなかったか――――!?
「溜めてんだよぉ・・・それによ、これだけ力ばらまいてんだから、そんな爆発、いちいち起こせるわけねぇーだろォーがよ!!」
バガァッ!!とファイズアクセルの、無数のポインターが純粋なパワー負けをして弾かれる。
スピードがあるからと言って、一発一発が軽いわけなどない。
これは、ノーマルファイズのクリムゾンスマッシュが、見た通りの回数分叩き込まれる技。
にもかかわらず、その数回分のそれをこのスクエアは持ち前のパワーのみで打ち砕いて見せたのである。
「何も考えてないバカだとでも思ったか?それくらいのこと、考えてんだよ!!」
バキィ!!と、宙に浮くファイズをスクエアがぶん殴り、その身体が真下へと落ちていく。
ズチャッ、と着地するファイズだが、アクセルフォームはすでに解除された。
あの場まで一気に行く方法は―――――
と、そこで再び、ファイズは見た。
自分のキックによっておこる筈だった、スクエアの爆発。
加えて、その喰らったダメージ。
それらは一体どこに行ったのか。
その答えが、見えたのだ。
東京タワーを覆う、フォトンストリーム。
それはまるで、ライダーズギアで変身したライダーの様でもあるという感想。
それは、全く持って間違ってなかった。
むしろそのままだ。
この東京タワーは今、スクエアの固有武装であり、スクエアそのものでもあるということ。
そして、ぶち込まれたダメージや、放つはずだったエネルギーが、ファイズの者だった赤い閃光となって、フォトンストリームを走ってファイズと翼刀の目の前の鉄骨へと滑り落ちてくる――――!!
「離れろ!!」
「グッ・・・ぉおお!?」
ドォオン!!
赤い閃光が銀のラインを走って落ちてきて、そして地面で爆発した。
その爆発はすさまじく、ヴァルクヴェインを使って一気に飛翔しようとしていや翼刀や、身構えていたファイズの身体を木の葉のように吹き飛ばすほどの威力があった。
ブンブンと頭を振って立ち上がる二
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