第37話 =過去=
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せていただろう…
「彼らのレベルは当時の俺よりかなり低かった…俺が上げすぎただけかもしれないけど…でも俺は嘘をついて…黒猫団のアットホームな雰囲気にあこがれた。…だから俺はビーターだって事も、レベルも全部隠してギルドに入れてもらったんだ」
俺が入ったのはキリトよりも遅く、キリトの加入した黒猫団に危ないところを助けられそのときのチームワークがとてもすばらしいもので俺はその輪の中に入って一緒に戦いたい、そう思いギルドに加入させてもえらったんだ。おかげで俺も安心して戦うことが出来てギルドも助けられる…そんな、得とかって言っちゃあれだけどお互いに利益のある行動が出来た。
「そこであるやつを剣士に転向させるためそのリーダー、ケイタがキリトに頼んでたんだ…時々俺も手伝って立ち回りとかコーチしてたっけ」
「…あるやつって?」
「……サチだ…あいつは俺やキリトよりも前に黒猫団に所属していたんだ。…そしてそのケイタたちとはリアルでも友達だったらしい…」
そのサチはあるときキリト、そして俺に心のうちを吐露した。今思えば本当に珍しいことだったんだろう…長い間パーティやギルドを組んでいてわかったけどなかなか思っていることは言葉どころか表情にすらださず今は、いつでも明るく振舞っている。
そして数週間後、ケイタはギルドホームを買うお金がたまった、と言っていた。そして交渉に行くために売り手との交渉に行っていた。そのときついでに、俺は当時引きこもっていたユカのお見舞いに行きたいと無理をいって他のメンバーと俺は別れた。
このゲームで第6感的なものが存在するとは思えないがなにやら嫌な予感のした俺は急いでメンバーと別れた層に転移し、周りの人に聞き込みして黒猫団がいると思われる迷宮区へ急いだ。
そして俺がついたときには扉の奥でジリリリリとなっている一角を見つけた。一方通行だったため俺も入ることが出来たがそこに広がっていたのはものすごい数のモンスターにキリト、サチが襲われている光景だった。大剣の攻撃範囲のおかげでサチを助けることは出来たのだがほかのテツオ、ダッカー、ササマルは守ることが出来ず、死なせてしまった。
仮ギルドホームとしていた宿屋のあった層に俺たちだけが戻り3人が死んでしまったことを言うと何故俺たちが生き残ることが出来たのか、をケイタに聞かれる。そして俺とキリトは本当のレベル、キリトはさらにビーターだと言うことを白状した。
そして今まで俺たちを見ていた眼をは違う目で見ながらあいつはこういった。
「『ビーターのお前たちが、僕たちに関わる資格なんて無かったんだ』ってな」
「……っ」
俺がケイタの言った刃にも思えた言葉を言うとキリトは何かが悔しいかのように手をいつもより強く握り締めていた。現実だったら爪が食い込んで血が出てる
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