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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第14話 魔法と初戦闘
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はその頭上から拳を振りかぶる。
「衝破……魔神拳!」
「逃がすか、地竜閃!」
俺とハルはそれぞれの魔法生物に同時に攻撃を仕掛ける。
攻撃は外れてしまうが、魔法生物は動きを止めた。
「なのは!」
叫んで名前を呼ぶとと、なのははそれに合わせるようにトリガーを引いた。収束された魔力が解放され、3つの光が放たれる。
俺とハルはすぐに退避すると、目の前に桜色の光が飛来して、それが魔法生物に直撃した。
直後、魔法生物は断末魔の悲鳴を上げる。何秒か叫んだあと、魔法生物がいた場所には光の柱が現れ、なのはの砲撃と共に魔法生物が消えると、四角い結晶が現れた。
俺はそれを手に取ると、なのはのいるビルの屋上に向かった。
「それに触れてみて」
「う、うん」
なのははフェレットの指示通りにレイジングハートで触れる。すると結晶はレイジングハートの球体部に吸い込まれるように消えた。
「封印完了。これでもう大丈夫」
「はぁ……」
フェレットが言うと、なのはは緊張の糸が途切れたのか、息を吐き出す。
すると、レイジングハートとなのはのバリアジャケットが発光し、デバイス形態が解除される。
それに合わせるように俺とハルのバリアジャケットが解除されて、普段着に戻った。
それを見た俺達は力が抜けたように座り込んだ。
「「「はぁ〜……」」」
同時に安堵の溜め息を吐く。それを見た俺達は、フッと笑った。
兎に角、初戦は無事に終了。
無事に終わってよかった。
「そういえば……これからどうするよ?」
「え?」
「何が?ハル」
「いや……士郎さんと恭也さん、なんて言うかな……」
「「あ……」」
俺となのはは思わず呟いた。
それから少しして俺となのはとハルの3人で高町家に向かうと案の定、恭也さんが待ちかまえていたが……フェレットを見つけた美由紀さんにより一時中断となった。
美由紀さん、グッジョブ!!
「……とまぁ、なんやかんやあったのさ」
「誰に言ってるの?悠里くん」
「あぁ、気にしない気にしない」
俺の発言はスルー方向で。
今俺達はなのはの部屋にいる。
まずは目の前のフェレットことユーノに話を聞かないとな。
「……というわけで、21個のジュエルシードがこの世界に散らばってしまったんだ。回収できたのは、あなた達が手伝ってくれた3つだけ……」
「あ……自己紹介遅れてごめん。私、なのはって言います。高町なのは。それと、黒い髪の子は天城悠里くん、茶色の髪の子は鳴海陽翔くんだよ」
「あ、ユーノです。ユーノ・スクライア」
それぞれ自己紹介を終えると、今度の話題は俺とハルへと移る。
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