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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第14話 魔法と初戦闘
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、エラいことになってるな」
『マスターの実力からすれば当然の威力です』
「そうなの?」
『はい。……マスター、来ます』
レンの声に合わせて、相手から魔力弾が飛来する。
俺は跳躍してそれを回避すると、それを狙ったかのようにまた魔力弾が飛んできた。
空中で回避する術はないため、撃ち落とそうかと思ったが、
『大丈夫です、マスター。そのまま回避行動を行ってみてください』
レンの指示通りに右へ回避すると、空中で俺の体は右へとスライドした。俺は驚いたが、すぐにまたまた魔力弾が飛来する。
今度はそれを冷静に見定め、右へ左へと避ける。
最後の魔力弾を避けた時、俺は頭上に浮かぶ月と、周りの景色を見て理解した。
「飛べる……」
俺は、この空を飛べる。
『それはULTRAMANのセリフです。マスター』
……なんで知ってるのレン!?
かなりマイナーな筈だよ!?あの作品。俺は好きだけどな。
さて、それはさて置き、あいつをなんとかしようか。
「レン、あいつに対しての対処方はある?」
『敵の身体の構造は、恐らく魔力の集合体です。物理的な攻撃では役に立たないでしょう』
「なら砲撃とかか……」
『ですが、魔力を纏っての攻撃では話は別です。まずは、相手に馴れるという名目で戦ってみてはどうでしょうか?』
「だな。無闇に介入する理由もないし」
まずは相手に馴れますか。
相手はこちらを見て咆哮を上げる。互いに睨み合い、俺の方から接近するが、魔法生物は左に方向を変えて走り出した。
「は?」
予想外の行動であった為か、俺はあっけらかんとしてしまう。
『マスター、他の2体と合流しようとしています。しかも、このままだと市街地へ抜けてしまいます』
「ヤベっ……!」
俺は慌て逃げた方向へ飛ぶ。追跡していると、確かに別の方向から他の2体が合流してきた。
「さて、どうしょうか……」
(悠里くん、陽翔くん、聞こえる?)
突然、頭になのはの声が響いた。
念話による通信らしい。
(どうした?)
(今からあれに向かって撃つから離れてて!)
(3体纏めて?大丈夫?)
(やる!)
ハルが心配そうに言うが、なのはは聞きそうになかった。
(わかった。ハル、そっちのには追いつきそうか?)
(え?……まあ、大丈夫だと思う)
(なら、俺とハルは目の前の奴を足止め、トドメはなのはの砲撃で。……なのは、それでいい?)
(うん!)
「(じゃあ)……行くよ!」
俺とハルは号令と共に飛び出す。やはり走るより速い。
あっと言う間に魔法生物に近付き、俺
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