第四十四話 白の国へ
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ギカ号をアルビオン艦隊の全将兵は固唾を呑んで見守っていた。マクシミリアンの狙い通りアルビオン艦隊の度肝を抜く事に成功した。
「マクシミリアン賢王子、そしてトリステイン王国、侮ってはいかんと言う訳でしょうか」
「ボーウッド。後であのフネの秘密を聞きに言ったら教えてくれるだろうか?」
「艦長、それは無理でしょう」
「う〜ん、俺も乗ってみたいな、あのフネ」
ネルトンは、既存のフネとは違う全く新しいフネに興味心身だ。
「トリステイン王国に、我がアルビオン空軍の武威を示すつもりが。トリステインの最新鋭のフネにいい所を持って行かれてしまいました」
「そもそも、俺はこんな計画など大反対だったのだ。第一、やる事がせせこましいではないか」
「空軍卿(空軍大臣)自ら、計画を立てたそうですね」
「あの老人は、羊毛の商いで大損をしたからな。トリステインへの恨みも大きい」
「それは、逆恨みでしょう」
「まったくだ」
ベルギカ号はアルビオン艦隊を突っ切ると無事ロサイス港に寄港し、マクシミリアンとカトレアの新婚旅行はこうして幕を開けた。
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