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レーヴァティン
第三十四話 大魔術師ガンダルフその九
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多くて七分でね」
「儲けてるか」
「そうしてるよ」
「ギャンブルは止めた方がいい」
 ガンダルフは久志にギャンブルのことを嬉々として話す淳二に咎める目を向けて言った。
「あれは身の破滅じゃ」
「下手にのめり込んだらね」
「それで破滅した者は多い」
「昔からね」
「勝負に賭けたりしてのう」
「それで魔術師さんはそうしたことは」
「せん、知り合いで本当に破滅した者を見たしのう」
 そのギャンブルでだ。
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