第百三十五話 餓鬼その十一
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「そうだよね」
「その通りだ」
「これから碌な奴にならないね」
「性格があまりにも悪くてな」
「そういう奴は餓鬼になるかな」
「そうかもな」
「そうでなくても生まれ変わったら」
餓鬼でなくともとだ、僕は留美さんに話した。
「虫にでもなるかな」
「よくてそんなところだな」
「そうだよね」
「餓鬼になるにはな」
「それなり以上のだね」
「劣悪さが必要だ」
人減としてのそれがというのだ。
「私はそう思う」
「下になるにもだね」
「相当なものが必要だ」
上に上がるのも相当なものが必要だがだ。
「先に話した輩の様にならないとだ」
「まず無理だね」
「そいつは人間の屑だった」
後に話したそいつはというのだ。
「逆に言えば私はそうしたレベルでないとだ」
「人間の屑とはだね」
「思わない」
「そうなんだ」
「平気で人を裏切り底意地が悪く弱い者劣った者をいじめ嘲笑してだ」
「強い相手には媚びる」
「そして図々しい」
そこまで揃っていないと、というのだ。
「私は屑とは思えない」
「凄いレベルだね」
勿論悪い意味でだ。
「そこまでなったら」
「しかし私にはだ」
「そこまでいかないとだね」
「屑には思えない」
そうだというのだ。
「私はな」
「というかそいつはね」
「最低だな」
「聞いているとね」
本人に会ってはいないけれどだ。
「随分と酷い奴だね」
「だから最低とまで言ったのだ」
その域の輩だというのだ。
「人間の屑だ」
「それでそのレベルでもだね」
「確かに人間には生まれ変わるとは思えないがだ」
「餓鬼になるかというと」
「あのままいけばとは思う時もあるが」
その人格がさらに劣悪になればというのだ。
「私が知っている限りだとな」
「それでも餓鬼までにはなんだ」
「なるものではないと思う」
そうだというのだ。
「まだな」
「ううん、餓鬼になるにも」
「難しい、人間そこまで屑になるのはな。しかしだ」
「しかし?」
「マスコミ業界には多いかもな」
そうした生まれ変われば餓鬼になり果てる様な輩がというのだ。
「あちらには」
「ああ、マスコミだね」
「君もそう思うな」
「新聞とかテレビとかの人はね」
新聞記者やキャスター、あとディレクターやプロデューサー等だ。勿論全員が全員ではないけれど。
「とんでもない人多いらしいからね」
「平気で読者や視聴者を騙そうとする」
「そうした連中だから」
「自分達の好きな様にな、そんな連中はだ」
まさにというのだ。
「餓鬼になるかも知れない」
「性格も行いも酷過ぎて」
「そうかも知れないな」
「そうだね、色々聞くからね」
従軍慰安婦なんかは特に酷い、若し言われている様に意図的
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