人狩りの夜 2
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そうな派手な装飾のほどこされたそれは、生粋の日本人である秋芳の目には鬼というよりバリ島のケチャで使われるランダのお面に見えた。
「あなたは今からニンジャ仮面『寿司デーモン』よ!」
「鬼の要素皆無じゃねえか。もういい、自分で決める」
手渡された鬼面に手をかざして呪を唱えると、派手な鬼面が黒い鳥面に変化した。
「なにそれ、鴉?」
「ああ。鬼は知り合いにいるからな、俺はこれにしてもらおう。闇鴉だ。俺の名はレイヴン」
「レイヴン……。たしかに『っぽい』わね。あなたの雰囲気に合ってるわ。それじゃあ、あらためてよろしくね、レイヴン」
「なんかあれだな、一時間も考えたあげくに結局デフォルト名ではじめたゲームみたいだな」
「さぁ、館に突貫よ!」
こうして秋芳こと闇鴉と美少女仮面ぺルルノワールは解き放たれた魔獣のひしめく、魔の館へと突入するのであった。
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