暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
不良ライダー
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
す翼刀。


画像が荒い。
どうやら、コンビニの防犯カメラのようだ。

画面の下方には、たむろしているチンピラ。
と、彼らが左側に向かって話しかけていた。

誰か来たのか、そこから来た何者かから一人がケースを受け取り、それを腰に巻く。


前に一歩出て、カメラの範囲から出てしまった。

すると、画面外のその先から白い光が。
同時に、ボシュウ!と青い炎がチラチラと上がり、ドシャリ!と、映っている範囲のコンクリ―トに灰の塊がまきちらされた。


その時の話を店員にしてもらったらしいが、ちょうどトイレ抜けていて何も見ていないのだそうだ。
翌朝になって灰には気づき、掃除が大変でしたという話程度だった。


「で、カメラを見て見たらこれ、ですか」

「ああ」

「どーみてもこれ・・・・オルフェノクですよね?しかも、殺されている」

「そう。っつーことで、この話翼刀よろしくゥ!!」

「うぇっ!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!まさかこのために俺呼んだんすか!?」

「あったりー♪蒔風おにーさんはね、忙しいのよ!!次から次に書類きやがって!!」

「・・・・はぁ・・・・」


言うだけ言って、さっそく書類仕事に取り掛かる蒔風。
それを見て溜息をつくと、翼刀は一連のデータをスマホに詰めて部屋から出ていく。

ちなみに、唯子は巧に連れられて戦闘訓練実習中。
先ほど述べていた、ブラスターフォームとガチバトルだ。



------------------------------------------------------------


走り出すカイザ。
対して、ライダーのほうはスマホを手にして、自分を中心に四点、地面に何かを打ち込んでいた。


液晶のミッションメモリーを横にスライドして退かし、「set」の文字をタップして、縁のエンターを押して四回。
すると、それらが線を結んで行き、まるでここがおれの陣地、と言わんばかりにライダーを囲った。

なんだこれ?と言うのが、カイザの正直な感想。
だが、あれこれと考えるのが苦手な彼は、どっち道ぶん殴んなきゃ気が済まないとその範囲内に踏み込んだ。


瞬間


バガォゥッ!!

「ガッ!?」

「おぉ!?」

弾けるようにライダーの身体が動き、カイザにカウンターを決めて範囲外にまで吹き飛ばした。


まるで、急にバネが千切れたおもちゃのように、バチンと反応して殴り飛ばしたのである。
しかし、これに関してはライダーのほうも驚いていた。

何せ、彼は今までの喧嘩にこれを使ってなかったのだ。
この力に気付いてから、それなりにやる奴らと腕試し程度に喧嘩をしていただけなので、ライダーズギアな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ