第七章 C.D.の計略
不良ライダー
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す翼刀。
画像が荒い。
どうやら、コンビニの防犯カメラのようだ。
画面の下方には、たむろしているチンピラ。
と、彼らが左側に向かって話しかけていた。
誰か来たのか、そこから来た何者かから一人がケースを受け取り、それを腰に巻く。
前に一歩出て、カメラの範囲から出てしまった。
すると、画面外のその先から白い光が。
同時に、ボシュウ!と青い炎がチラチラと上がり、ドシャリ!と、映っている範囲のコンクリ―トに灰の塊がまきちらされた。
その時の話を店員にしてもらったらしいが、ちょうどトイレ抜けていて何も見ていないのだそうだ。
翌朝になって灰には気づき、掃除が大変でしたという話程度だった。
「で、カメラを見て見たらこれ、ですか」
「ああ」
「どーみてもこれ・・・・オルフェノクですよね?しかも、殺されている」
「そう。っつーことで、この話翼刀よろしくゥ!!」
「うぇっ!?ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!まさかこのために俺呼んだんすか!?」
「あったりー♪蒔風おにーさんはね、忙しいのよ!!次から次に書類きやがって!!」
「・・・・はぁ・・・・」
言うだけ言って、さっそく書類仕事に取り掛かる蒔風。
それを見て溜息をつくと、翼刀は一連のデータをスマホに詰めて部屋から出ていく。
ちなみに、唯子は巧に連れられて戦闘訓練実習中。
先ほど述べていた、ブラスターフォームとガチバトルだ。
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走り出すカイザ。
対して、ライダーのほうはスマホを手にして、自分を中心に四点、地面に何かを打ち込んでいた。
液晶のミッションメモリーを横にスライドして退かし、「set」の文字をタップして、縁のエンターを押して四回。
すると、それらが線を結んで行き、まるでここがおれの陣地、と言わんばかりにライダーを囲った。
なんだこれ?と言うのが、カイザの正直な感想。
だが、あれこれと考えるのが苦手な彼は、どっち道ぶん殴んなきゃ気が済まないとその範囲内に踏み込んだ。
瞬間
バガォゥッ!!
「ガッ!?」
「おぉ!?」
弾けるようにライダーの身体が動き、カイザにカウンターを決めて範囲外にまで吹き飛ばした。
まるで、急にバネが千切れたおもちゃのように、バチンと反応して殴り飛ばしたのである。
しかし、これに関してはライダーのほうも驚いていた。
何せ、彼は今までの喧嘩にこれを使ってなかったのだ。
この力に気付いてから、それなりにやる奴らと腕試し程度に喧嘩をしていただけなので、ライダーズギアな
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