第七章 C.D.の計略
不良ライダー
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なくなったらどうしてくれんだ!!キレんぞ?あぁ!?」
「うぉっ!?」
一気にまくし立て、そのまま海堂を放り投げる男。
ドサッ、と海堂は地面に落ちる。
そのあまりの粗暴さに、堪忍袋の緒が長いほうではない彼は、怒りを露わにして怒鳴り付ける。
「おいコラ何してくれんだよ。おめぇ警察に連れてくからな!!」
シュゥン、と、彼の顔に、オルフェノクの紋様が浮かぶ。
感情が激しくなったり、又は戦闘の意思があったりするときなどに現れるこれだが、それを見て男はハンっと鼻で笑って自分のバイクのほうへと近づいていった。
「お?テメェオルフェノクかよ。ちょーどいい!!あの女、抵抗のなかったからマジつまんなかったんだよな。例えるなら、だ。雑魚のNPCに勝ってもゲームはつまんねーっていうか?」
「あ?」
そう言って、男がバイクのサイドバックからそれを取り出した。
見て、海堂は驚愕する。
即座にサイドバッシャーのサイドカーからアタッシュケースを取り出す。
その上に載っていた牛乳瓶が落ちて、割れたり零れたりするがそれは後で頭を下げるとしよう。
男が取り出したのは、ライダーベルト。
しかも、スマートブレインのロゴが入った「ライダーズギア」だ。
カイザギアを装着し、9・1・3、とカイザフォンにコードを入力してエンターを押す。
野太い声で《standing by》とコールがかかり、そこで男は興奮したように大笑いしてはしゃぎだした。
「あっはすげぇ!!あんたもかよ!!マジこれ出来すぎじゃねぇ!?めっちゃ楽しくなってきた!!」
ガチン、と男もベルトを嵌めて、ポケットから携帯を取り出す。
男が取り出したのは、スマートフォン。
その画面を指でなぞって操作し、そして縁に付いたエンターを押して起動させた。
《standing by---》
「にしてもほんとに今だにガラケーだったのな、あんたら!!変身!!」
右手を顔の横に持ってきてから叫ぶ。
そしてそれを左手にパシンとパスして、シュコッ!と、スマートフォンを横にして上からスライド挿入する。
それを追うように、海堂も斜めにカイザフォンを突き刺してから倒す。
《《complete》》
両者ともに、全身をフォトンブラッドがラインとなって走っていき、黄色とグレーの閃光を伴って変身を完了した。
変身して、カイザは敵のライダーを見た。
スマートフォンは、こちらに画面を向けて装着されていた。
変身した際に「complete」と表示されていたのが消え、ミッションメモリーのような画像が表示されいる。
全身を走るフォトンブラッドの色はグレー。
だが、なんだかくすんだ色をしていてファ
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