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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
ドラゴン 覚醒
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ーだった一刀の拘束にひびが入っていく。

その状況で、冠木が叫んだ。
瞳に映るのは、目の前の太陽ではなく、蒼き戦いの神で

「おのれ・・・・オノレぇ!!貴様は・・・やはり、俺の敵・・・・ッ!!!加賀美っ!新ァァアアアア!!」


バキン!!と、一刀の拘束がついに砕ける。
ストッパーだったそれが消え、マンティスの身体が勢いよく蹴り抜かれ、身体がすっ飛んで行って客席下へ。

そして、マンティスの装甲がはじけ飛び、その口内のエネルギーも相まって、凄まじい爆発を遂げて木端微塵となって消え去った。

やはり、奴も死ねばワームか。
あの独特のギュゥゥン・・・という爆発の余韻の音と、緑色の炎をパチパチを上げている。



「はぁ、はぁ・・・や、ったな・・・・」

「ああ・・・・」


ドサリと、腰を下ろしてその場に座り込む二人。
少し離れたところには、変身を解いた矢車、影山と一刀もいる。


「幡鎌さん・・・・・」

「嘆くな。彼は、立派な男だった」

「ああ」


そうして、その場を後にしようとする一同。
だが、後方から風がした。



五人は振り返った。

ここは室内だ。
確かに穴は空けたが、後ろから来た風はそんな感じではなかった。

濁った緑色の風が、何かのエネルギー破を纏ってその場に満ちたのだ。


ブァッ!と広がったそれは、矢車と影山によって撃破されたネイティブたちの燃えカスや残っていた炎に流れ込み、その体を次々と再生させていく。


だが、それ以上に彼らは恐れていた。
振り返った先。その先に居るのは、きっとあいつだ。




あの男は、爆発し、変身すら解けた。
だが体の一部が燃え、消滅していきながらも、今だに絶頂たるエネルギーを蓄えていたマンティスゼクターを噛み砕いたのだ――――!!!




「ゴルぉォォォオオオオオオオオオオ!!!」

それは、咆哮。
雄叫びではない。絶叫でもない。

大地に着くは四肢。
そして巨大な、太い尾。

バサリと広がった翼は悪魔の如し。

肉体は黒く、全面が鱗に覆われて光沢を放っている。
瞳は異様にギラついて、赤一色に染まって理性の欠片も見られない。


それはまさしく、ドラゴンだった。

龍、ではない。
こちらの意味では、それは神として崇められる存在だ。

この場合の(ドラゴン)はまさしく、破壊や破滅、悪魔の象徴として描かれた幻想の化物。


「ガアァァァアアアルルルルァァアアアアア!!!」

ギラッ!と、その瞳が天道と加賀美を睨みつける。
周辺のワームは、こいつの影響かドラゴンの因子を持って復活している。


「ここは俺と天道がいく」

「お
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