暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Eそうだ、合宿へ行こう〜Training〜
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・・・!? うそ!)

爆発によって後方に吹っ飛んだフェイトだけど、たぶんそれだけじゃないわね。炎と黒煙の中から姿を見せたフェイトの防護服は、へその下から乳房の下半分までの範囲を焼かれていて素肌を見せてるけど、フェイト自身にはあんましダメージが入ってないっぽいわ。

「えほっ、えほっ・・・。ビックリしたぁ・・・、すごいねアリサ! こんな魔法も使えるなんて!」

「・・・ダメージが完璧に入る前に後退した、ってところかしらね」

「うん。ギリギリでなんとか直撃する前に離脱したよ。あと1歩、バルディッシュの反応が遅れていたらきっと・・・私は撃墜されてた」

フェイトの防御力の低さは相も変わらず。あたしの魔法の直撃を受けたらまず勝てるわ。ええ、当たれば、ね。フェイトは「真ソニックフォーム」と防護服を超高機動モードへと移行させた。

「バルディッシュ。ライオットザンバー・スティンガー」

大鎌形態から魔力剣の二刀流形態へと変形した“バルディッシュ”。あの形態のフェイトがおそらく最も速くて鋭い。それはつまり本気だってこと。だからあたしも・・・

「フレイムアイズ。ヴァラーフォーム」

“フレイムアイズ”を変形させた。スナイパーライフルのような長い銃身の両側に、反りの無い直刀が2つある1m半くらいの長さの実体ある大剣と、1mくらいのソードブレイカー状の魔力剣の二刀流だ。

「来なさいフェイトッ!!」

「ん!」

――ソニックムーブ――

フェイトの姿が掻き消える。あたしは足元に魔法陣を展開して、「ストームフレア!」と魔法を発動。魔法陣から炎の渦が巻き上がって、あたしを炎の中に覆い隠した。フェイトみたく高速移動からの奇襲を封じるために、ルシルのコード・ケルビエルをあたしなりに組んでみた魔法だ。

(まぁ問題は、炎の中から外は何も見えないし、魔力反応も探知できないってことなのよね・・・)

この状態で砲撃が来てもあたしは気付けない危うさがある。さすがに集束砲レベルなら気付けるけどさ。でも今のあたし達はチーム戦の最中だから、なのはからの『アリサちゃん、今!』って合図で、あたしは炎の渦を解除。

≪アリサ、3時の方向、来るぞ!≫

“フレイムアイズ”からの警告。あたしはそっちへ顔へ向けるより早く右手に持つ大剣の銃口を向け、火炎弾・「フレイムバレット!」を連射しつつ顔を向けた。フェイトはその機動力を以って回避し続けて、最後は大きくジャンプ。

「せぇぇぇーーーーい!」

そしてあたしの直上にまでやって来て、右手の“スティンガー”を振り下ろしてきた。あたしは左手のソードブレイカーで受け止める。“スティンガー”は魔力で構築されているわ。だからガシャン!と一瞬で破壊した。あたしのソードブレイカーは名前の通り、魔
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