暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第五話 皇帝即位20周年記念裏側
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

第四話の主人公側です
********************************************
第五話 皇帝即位20周年記念裏側

帝国暦476年2月3日

■オーディン ノイエ・サンスーシ「黒真珠の間」  テレーゼ・フォン・ゴールデンバウム

「皇帝陛下、在位20周年、万歳」
「テレーゼ皇女殿下、御生誕5周年、万歳」
「万歳」

 父様と私のお祝いに、帝国中の貴族、廷臣、軍人、そして、令嬢や令息達が、これでもかって、着飾って、来ている。
贅を尽くして、豪勢すぎるわ、ドンだけ金かけてるのよ。
貴族連中が、集まっては、降嫁とか、うちの子にとか、狙われてるのありありですね。

おっ、あれは、ブラウンシュヴァイク公じゃん、リアルに見ると、なんかねー。
一応、義兄になるわけだけど・・・・・ねー。
誰か近づいていていった、ん?あの髪型、あの顔、未だ若いけど、フレーゲルじゃない?
2人で話し始めたみたい。

ジュースでも飲みますか、演技も疲れるし。

「お父様、おれんじじゅーすが欲しでしゅ」
「誰か、テレーゼに、オレンジジュースを持ってまいれ」
「はっ」
「お父様、ありがとうでしゅ」
「うむうむ」

うげ、ブラウンシュヴァイク公とフレーゲルがやって来たよ、いやだな。
「皇帝陛下、皇女殿下にはご機嫌麗しく」
「うむ、公爵」
「皇帝陛下、皇女殿下、此処にいますのは、甥のフレーゲル男爵です、どうぞお見知りおきを」
「ヨアヒム・フォン・フレーゲルと申します、皇帝陛下、皇女殿下の御意を得まして、子々孫々の譽としたく存じます」
「そうか、フレーゲルよ、励め」
「御意」
フレーゲルかよ、この頃から、嫌みっぽく感じるな。

また貴族が来た、今度は誰だ?
「皇帝陛下、皇女殿下にはご機嫌麗しく」
「うむ、候爵」
ああ、この髭、リッテンハイム候じゃん

次々に挨拶来るから、かったるい。
 「おお、このランズベルク伯アルフレッド、皇女殿下に、詩を、献上いたく存じます」
うげ、誘拐犯の、えせ詩人じゃん、この頃から、下手な詩を、作ってたのか。

 「皇女陛下、我が、ヒルデスハイム邸に是非とも、行脚いただきたく存じます」
自意識過剰の、自己陶酔来たー。

 「なんの、我が、ヘルクスハイマー邸にこそ是非とも、行脚いただきたく存じます」
ん、ヘクスハイマーって聞いた気が・・・・・・・あっ、指向性ゼッフル粒子事件と遺伝子欠陥か。

「これこれ、テレーゼが、困っておろう、まだ、幼いのじゃ、驚かすでないぞ、ハハハハ」
 
あっ、考えていて、無口になっていた。
 
「皇帝陛下」
「おお、ルードヴィヒよ、おぬしの妹じゃ、可愛かろう」
「はい、可愛ゆうございますな」
「ほれ、テ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ