第一章
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とだ、皇帝は宮中の重臣達に難しい顔で述べた。
「これからはな」
「そうですな、やはりです」
「このことは放っておけません」
「それではですな」
「これからはです」
「お二方は遠ざけますか」
「そうしますか」
重臣達の殆どもこうした考えになっていた、だがここでだった。
宋は皇帝の前に片膝を折り左手で右手の拳を包んだ礼をしてそのうえで皇帝に言った。
「陛下、お待ち下さい」
「将軍、どうしたのだ」
「このこと調べて宜しいでしょうか」
「後宮を護る者としてか」
「はい、それがしどうも腑に落ちぬものがありますので」
「それでか」
「一度調べて宜しいでしょうか」
こう皇帝に言うのだった。
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