第二章
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由衣を見てこうも言った。
「ガードは堅くなったけれど」
「けれど?」
「まだ何かあるの?」
「うん、妙にね」
当人以外の生徒会の面々に言うのだった。
「大人になった感じがするかな、佐藤さん」
「ガードを固めたら」
「そうしたら」
「そんな風に見えるのは気のせいかな」
その由衣を見て思ったことを言うのだった。
「妙に」
「元々大人っぽい外見だから?」
「根はしっかりしてるし」
「だからかな」
「そのせいでかしら」
「そうかもね、けれそれはそれで」
大人の雰囲気を備えてきた由衣もというのだ。
「色気があるね」
「確かに、あれはあれで」
「大人の雰囲気が出て」
「触りたくはないけれど」
「大人の色気を感じるわね」
「うん、それはそれで心配だね」
由衣の身近にいる者として言うのだった、彼のそして周りの面々の由衣についての心配の種は尽きなかった。
才媛の周り 完
2017・12・23
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