暁 〜小説投稿サイト〜
サイボ−グとなり
第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
きたのにな」
 おっさん達は秀吉の話を聞いて共に飲み食いする彼に笑って話した。
「大阪と俺達の為に戦ってくれてな」
「サイボーグになって」
「しかも家じゃお父さんでな」
「ははは、仕事と家庭は両立せんとのう」
 その両方をとだ、秀吉はそのおっさん達に笑って話した。
「だからじゃ」
「こうしたこともかい」
「いいんだな」
「いいというかそれが楽しそうだな」
「そういえばそうだな」
「実際楽しいぞ、今日もこれからマイホームに帰って家族サービスじゃ」
 あえて今の言葉を剽軽に使って言う秀吉だった。
「ねねと子供達と仲良くじゃ」
「じゃあ俺達もそうするか」
「家に帰ったらな」
「家族サービスするか」
「そうせよ、暖かい家があってこそわしも戦えるのだからのう」
 天下人であった時の様にとだ、秀吉はおっさん達に焼酎と串カツを楽しみつつ話した。そうして家に帰ると酔っていることをねねにちょっと言われてから家族サービスに励んだ。天下人ではなく大阪と大阪市民を護る戦士からお父さんの顔になって。


サイボーグとなり   完


                    2017・12・22
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ