勝負は無情
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ースではなかった。
「アウト!!」
捕手のミットによりあと5cmが届かなかった。泥だらけのユニフォームをはたくことも忘れ、彼女は返球した外野手を見る。
「ナイス英玲奈!!」
「間に合ってよかったよ」
ライトには本来正捕手である統堂英玲奈が入っていた。彼女のスローイングは女子野球トップクラス。その強肩を生かした送球を前に、凛の足は負けてしまった。
(これがあるんだ。だから何としてでも三塁に進めたかった)
ダブルスチールが決まっていれば間違いなく勝利を手中にできた。勝負の無情さにショックを受けながら、少女たちは守りについた。
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