最終章:夢を追い続けて
第63話「いざ、決戦の時」
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、すぐに動き出す。
持っていた銃を構え、ゴーレムに狙いを定める。
「ゴーレムは私達がなんとかする!」
「お姉ちゃん…!」
「……と、言う事らしいわよ」
「まぁ、妥当じゃないかしら?」
楯無とスコールが対峙する。
「……残りは、あたし達って訳ね」
「……ふふ…」
鈴、シャルロット、セシリアは、残ったドゥーエ達と対峙する。
「…シャル、あたしが前に出るわ。援護お願い。セシリア!後方支援は任せたわ!」
「了解!」
「任せましたわ!」
鈴が前に出て、セシリアが後ろに下がる。
シャルロットはいつでも援護ができるように銃を構えた。
「はっ!ISを使わない元代表候補生の身で何ができる!」
「っ!」
そんな鈴へ、トーレが迫る。
援護をしようとした他二人にも、ドゥーエとクアットロが牽制する。
「っ、セシリアまでには辿り着かせないよ!セシリア!」
「ええ!間合いは詰めさせませんわ!」
「あらあら〜、なかなかやるじゃない」
「そのロボット……!ここまでにあったのと同タイプ…!」
次々と出てくるロボット…通称ガジェットドローンがクアットロから繰り出され、シャルロットの銃撃がせめぎ合う。しかし、それだけではドゥーエを抑えられないため、セシリアが上手く間合いを開けながら援護射撃を繰り返す。
「そらそらそらぁ!そのちみっこい体でどこまでできるんだぁ!?」
「っ、ちみっこいは余計よ!くっ…!」
拮抗する二人とは別に、鈴は苦戦していた。
トーレは格闘技を嗜んでおり、組手の相手として桜がいたのでその強さは一般人を凌駕する。だからこそ、鈴が相手するには荷が重い。
「防戦一方じゃないか!」
「……すぅー……」
堪らず後ろに下がった鈴に、トーレが追い打ちをかける。
拳が繰り出される瞬間、鈴は呼吸を整え…。
「ふっ!」
「っ!?」
その拳を、叩き落すように逸らした。
「ちっ、今のは…!」
「ふぅー……!」
警戒度が跳ね上がり、今度はトーレが後ろに下がる。
「……八極拳か!」
「…ご名答。生憎、身軽と言っても身体能力は並外れてないのよ。だから、“技”を鍛えたの。……元々、護身用だったけど、嘗めて貰っちゃ困るわ…!」
「……ハッ!面白い!」
そして再び、二人はぶつかり合う。
「……始まったか…!」
「……!」
後ろから聞こえてくる銃声を聞きながら、秋十達は駆ける。
「箒!振り向く必要はない!」
「っ……!」
「真剣勝負とは言え、生死を賭けた戦いじゃない。……何よりも、あ
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